上がり続ける米国株! 市場へ資金が猛烈に回帰...

 本年4月、トランプ相互関税の発表後、個人投資家が機関投資家の株売りに対して『買い向かったこと』は当ブログでも取り上げていますが、ここに至ってようやく、機関投資家たちも株式市場へ資金を大きく振り向けています。

直近の四半期決算内容が、業績好調さを維持していること

 その背景は、米国企業の四半期決算(4月-6月)内容が、ドル安の影響もあって好調さをPRする内容であることにあります。具体的に申し上げると、発表後に株価急騰(発表前に急騰する場合も...)する可能性がとても高いことです。
 ファンドマネージャは、他ファンドとの比較で「運用成績(利益率)が見劣りすること」をモーレツに嫌いますから(持たざるリスクを回避する)、本家の米国株式市場に猛烈な勢いで真水資金を投下、あるいは空売り銘柄の買戻しを行っています。
上がり続ける米国株! 市場へ資金が猛烈に回帰...

ナスダック総合指数が3日連続で最高値を更新...

 本日もナスダック総合指数は最高値を更新したので、最高値更新の回数が過去6営業日で5回目。6月27日以降では9回目です。
 大型ハイテク株が市場を牽引しているのは確かですが、GAFAM銘柄の株価は52週最高値を超えていることはなく、ハイテク株全体に「買いが広がっている」ことにあります。
 すると、決算内容と今後の業績見通し次第で、更なる高値へと到達することも十分あるので、今や機関投資家は争って米株買いに動いているのです。

9月の米国利下げが実現すると...

 第2四半期決算内容が「良好と判断されること」に加え、FRBによる「米国の利下げ」が9月に行われる投資家が認めると、更に一気呵成に株買い資金が雪崩れ込み、大型ハイテク銘柄の株価高騰が見られることでしょう。

トランプ相互関税の影響度は、今や「不感症気味」に...

 気になるトランプ相互関税の影響度合いは、第3四半期(8月-10月)決算の発表以降、市場に降り注ぐと思われます。今は『不感症気味』の扱いで、いずれ解決するものとして、誰も気に掛けていません。
 4月初旬の株価暴落時、「考えられていた程の深刻さが薄れて始めている」ことは事実なので、本件に関しても、市場参加者たちの睨み合いが続くと思われます。

ブルムバーグ紙に興味をそそる記事が掲載されていたので、次に引用します。
  1. リスク水準を高くしているマネジャーの割合は2001年以来最大の伸び
  2. 米国と欧州の株式およびテクノロジー株への配分が大幅増加
 世界のファンドマネジャーは記録的なペースでリスク資産に回帰している。経済成長や企業業績への楽観が背景にある。 バンク・オブ・アメリカ(BofA)のファンドマネジャー調査から分かった。

 7月調査によれば、投資ポートフォリオにおけるリスク水準を通常より高くしているマネジャーの割合は3カ月間で、2001年の調査開始以来で最大の伸びを記録した。特に米国株、欧州株、テクノロジー株への資産配分が大幅に増加しているという。

 S&P500種株価指数が過去最高値を更新する中、ファンドマネジャーの強気姿勢が強まっている。米国が各国との貿易交渉をうまくまとめられるとの期待が背景にある。

 BofAのストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は「夏場に大きな株価調整が起こるとは考えていない」とし「株式へのエクスポージャーはまだ極端な水準ではなく、債券市場のボラティリティーも引き続き低水準にある」との認識を示した。

 調査によると、米国株への配分は昨年12月以来の大幅な増加となり、テクノロジー株への3カ月間での配分拡大は2009年以降で最大だった。ユーロ圏の株式への配分は過去4年で最も強気の水準に達したという。
リスク資産に記録的な勢いで回帰、成長と業績楽観

 企業業績に対する楽観も20年以来の大幅な上昇となった。また、「今後1年以内に景気後退は起こらない」と答えた参加者の割合はネットで59%に達し、4月にトランプ米大統領が「解放の日」関税を発表した際の悲観から一転した。