BTI株の2026年第3四半期・7〜9月期決算見込み...
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI / BATS)は、英国企業特有の半期決算(1年に2回のみの本格的な決算開示)を採用しているため、2026年第3四半期(7〜9月期)単体の財務決算発表は行いません。 ただし、同社は2026年9月29日に「キャピタル・マーケッツ・デイ(Capital Markets Day)」および最新のトレーディング・アップデート(業績進捗報告)を公表し、2026年通期の見通しを据え置いています。現時点での第3四半期時点の業績見込みおよび進捗状況は以下のとおりです。 2026年通期業績見通し(9月29日発表) 同社は、為替一定ベース(Constant Currency)での2026年通期ガイダンスが順調に進捗していることを公表しています。世界的な企業なので『為替一定ベース』の数値も公表しているところが憎いです。 調整後希薄化後1株当たり利益(EPS): 前年比 5%〜8%増 の中間レンジ(約6.5%増)に着地する見込み。 グループ総売上高: 見通しレンジ(3%〜5%増)の下限近くを予想(為替の逆風および新カテゴリーへの投資が影響)。 調整後営業利益: 前年比 4%〜6%増 を想定(下半期に偏重した業績を予想)。 新カテゴリー(Vuse、Velo、glo等の次世代製品) 米国市場を中心に力強い成長が継続しています。特にモダン・オーラル(無煙たばこ)の「Velo」は米国で前年比60%超の成長を遂げており、第3四半期には高用量タイプや限定フレーバーの「Velo Max」が米国市場へ投入されています。 新カテゴリー全体の売上高は、2030年までに売上全体の大きな柱に成長させ、貢献利益率30%以上を目指すロードマップ(Horizon 2030)を維持しています。 従来型たばこ(可燃性製品) 世界的な紙巻きたばこの総需要(業界ボリューム)は、当初想定(約2%減)より悪化し、約2.5%減で推移する見込みです。ただし、米国市場での価格改定やブランド力により、売上高自体は底堅さを保っています。 株主還元と資本効率 自社株買い : 2026年中に13億ポンド規模の自社株買いを進めており、直近の9月末〜10月上旬にかけても順調に市場から株式を買い戻して消却を進めています(1株利益の押し上げ要因)。 配当 : 直近では2026年10月2日に権利落ちと...