フランス国債の下落(利回り上昇)が止まらない...
フランス危機深まる、投資家離れ加速... 糞尿まみれの汚い街の悪評がある「花の都パリ」...。人々が抱く幻想と現実の乖離が、投資の世界にも現われて来たようです。 財政悪化と政治停滞を懸念 フランスが政治・経済の難局を何とか乗り越え、比較的安全な投資先であり続ける。ユーロ誕生以降、投資家が抱いてきたこうした見方が揺らいでいる。 仏各地で高校生のデモ激化、機動隊と衝突 逮捕者5000人に フランス高校生のデモ、約2000人が一時拘束 政府は「極左が暴力あおった」と批判 フランスの財政赤字が拡大 世界的な債券売りの中、フランス債の下落は想定を大きく超える規模と速さで進んでいる。 財政赤字の削減目標未達や政策の行き詰まりに加え、来年の大統領選で国の針路が大きく変わる可能性に警戒感が強まっている。今年の財政赤字は国内総生産(GDP)比5%に縮小するはずだったが、むしろ拡大に向かっている。 ドイツ債と1.52%乖離 フランスの10年債利回りは6月以降に1ポイント余り上昇し、四半期ベースのパフォーマンスはユーロ導入以降で最悪となった。2日は4.95%と、2002年以来の高水準にある。同年限のドイツ債との利回り差(スプレッド)は、5月以降に急拡大し、152bp(bp、1bp=0.01%)と2011年の欧州債務危機以来の水準に達した。 フランス株、敬遠され始める フランス株も低迷している。バンク・オブ・アメリカの欧州ファンドマネジャー調査では、今後12カ月の投資先としてフランスが最も敬遠されている。 フランス政府は1日発表した予算案に、今年達成できなかった赤字削減目標を実現するため、異例の大幅歳出削減を盛り込んだ。ただ、分断された議会はこれまで幾度も首相を退陣に追い込んできた。予算協議は再び内閣の崩壊につながりかねない。 レスキュール経済・財務相は同日、他の欧州主要国との利回り格差を縮めるには、信頼を回復する必要があると指摘。「われわれにはできる。実現は可能だ」と述べた。 フランス政府債務、GDP比120% だが、政府債務はGDP比120%に迫り、ドイツのほぼ2倍に上る。一部の投資家は、2010年代前半にユーロ圏を分裂寸前に追い込んだギリシャ危機との類似点を指摘する。ブルームバーグが取材した数十人の投資家や市場ストラテジストの間でも、容易な解決策はないとの見方が強ま...