ひるまない個人投資家!米国株の買い増しを続ける...
米国株は『トランプ関税』ナンヤで「既に調整期間入り」だとか、盛んに弱気な論調が目立ちますが、ところがどっこい、血気盛んな個人投資家は、ここが勝負ところと【果敢に市場へ攻め込んで買い増し】ています。美味しい果実を見逃すな、挫けちゃいかん!
■個人投資家は損失が膨らんでも、「株買い」を続けている
米株式市場が、トランプ大統領の矢継ぎ早に放つ、関税による貿易摩擦や経済減速への懸念で打撃を受けるなか、個人投資家は損失が膨らんでもひるむことなく、買い増しを続けています。JPモルガン・チェースのデータによると、19日までの1週間に個人投資家は120億ドル(約1兆8000億円)余りを米株に投資しました。同行のグローバルクオンツ・デリバティブ担当ストラテジスト、エマ・ウー氏は、これは過去12カ月の平均を大きく上回る「買いペース」だと述べています。
■ひるまない個人投資家、ひたすら「押し目買い」...
繰り返しますが、米国株式市場はダウ平均だけを取り上げても、最高値から10%以上下落するなか、個人投資家は【損失が膨らんでもひるむことなく】、買い増しを続けています。
エマ・ウー氏は最近の個人投資家の行動について、株式相場が「低迷」する年に見られる典型的なものであり、2022年にも現れたと指摘。その年はS&P500種株価指数は年間で19%下落した。「これはまさに彼らの『押し目買い』マインドを象徴する出来事だ」と語っています。
同氏の試算では、個人投資家は現在、年初来で約7%の損失を抱えています。一方で、S&P500種の年初来騰落率は3月20日終値時点で3.7%安です。