OpenAI、5.8兆円でAmazonのクラウド利用契約
「AI需要急増に対応する為」とは云え...
余りにも急な展開で巨額な契約に映るんですが...。日経新聞の記事を次に引用しますので、貴方自身の頭で考えてみて下さい。(2025年、米大リーグのドジャーズ夫人会の面々...)
米オープンAIは3日、米アマゾン・ドット・コムと380億ドル(約5兆8000億円)のクラウドコンピューティングの調達契約を結んだと発表した。対話型AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」の開発や運用に使う。AI需要の急拡大に備え、提携する米マイクロソフト以外の調達先を広げる。7年間の契約
アマゾン傘下でクラウド事業を手掛ける米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と、インターネット経由で高性能な半導体を搭載したサーバーを利用する7年間の契約を結んだ。チャットGPTの開発後、アマゾンのクラウド基盤を使うのは初めて。マイクロソフト、米グーグルに続いて最大手のアマゾンと契約し、クラウド市場の3強全てから供給を受ける。
米エヌビディアの高性能AI半導体を数十万個使ったサーバーを2026年末までに導入し、27年以降はさらにインフラの能力を拡張することも検討している。発表を受け、3日の米株式市場でアマゾン株は前週末比4%上昇した。
オープンAIは19年にマイクロソフトと資本提携し、同社のクラウド基盤「Azure(アジュール)」を使ってきた。チャットGPTの利用者が8億人に増え、さらに強力なAIの開発を目指すなかでインフラを増強する必要が出ていた。
10月28日には組織再編の完了と合わせてマイクロソフトとの提携を32年まで延長した。従来マイクロソフトに与えていたクラウド調達の優先交渉権をなくし、オープンAIが他社と自由に契約できるようになった。オープンAIの先端AIモデルをクラウド経由で顧客に販売できるのは引き続きマイクロソフトに限られる。
オープンAIは巨額のAIインフラ契約を相次ぎ結んでいる。米オラクルには5年で3000億ドル、マイクロソフトには複数年で2500億ドルのクラウドを発注した。ソフトバンクグループ(SBG)からデータセンターの供給を受けるほか、エヌビディアと組んで自前のデータセンターも開発する。10月末時点、オープンAIの支払い額は1兆4000億ドルにも...
10月末時点で、オープンAIの契約済みのAIインフラへの今後の支払い額は1兆4000億ドルに達していた。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は同社の年間売上高が報じられている130億ドルより「はるかに多い」と主張するが、資金調達額や売上高を大幅に上回るAIインフラ支出をこなせるのかは懐疑的な見方も出ている。(日経新聞)
編集後記
契約後、契約廃棄は「違約金支払い」がついて回ります。オープンAIは将来性があるとは云え、未上場の赤字団体ですから、このような巨額な支払いを継続して定期的に支払い続けられるのか?
更に、AI開発は『オープンAI』専属のソフトウェアではなく、対応言語を含めて広く公開化されています。近い将来、超スーパースターや企業が現れて一瞬で凌駕することも有り得るので、のめり込み過ぎると危険⚠️です。