SBI証券で「取扱停止銘柄」指定による、一方的な『買付停止措置』...

 証券口座の乗っ取りによる株式の不正な売買などの被害額が、1月~6月の半年間で5700億円を超えたらしいです。次のNHK記事をご覧ください。
 金融庁によりますと、ことしに入ってから証券口座のIDやパスワードなどの情報が盗まれ、身に覚えのない株式などの売買が行われる被害が相次ぎ、6月までの半年間に確認された不正な取り引きの件数は7139件にのぼっています。

不正な取り引きによって
▽株式などを売却された金額はおよそ3044億円
▽買い付けられた金額はおよそ2666億円と
被害額は合わせて5700億円を超えました。

「取引注意情報」→「取扱停止銘柄」

 まぁ、他人事と気楽に考えていたところ、SBI証券が「取引高が少ない銘柄」や「低位(少額)株」に関して、買付停止の措置を講じていることが判明しました。

突然、『買付不可』と宣言されて立往生する!

  一例として、ナスダック市場に上場している米株の「アバカス グローバル マネジメント(ABL)」を購入しようとすると、次のメッセージが現われて『買付不可』と一方的に宣言されます。

SBI証券で「取扱停止銘柄」指定による、一方的な『買付停止措置』...

『諸般の事情から、買付注文の新規受注を停止させていただきます。』(7/7~)。

 SBI証券は、米国株の取り扱いできる上場企業数が最多で、これを誇りにしていた節があるネット最大の証券会社です。
 しかし、多数の不正利用で自社サイトを攻撃されてからというもの、費用の掛かる「事業拡大・サービス向上」に後ろ向きであるかのような態度をヒシヒシと感じます。詰まる所、ネット証券業務自体に飽きちゃったんじゃないでしょうか?WEBサイトの反応も遅いし...。

鬼籍にいらっしゃる馬場さんへ

 是非ともSBI証券さんへ、目覚ましの「空手チョップと16文キック」をお願いします。

『諸般の事情から、買付注文の新規受注を停止させていただきます。』(2025/7/7~)。

将来的には「売り買いを全面停止」する腹積もり?

 思うに、よしんば不正取引が落ち着いても「その他大勢の銘柄は買付解除することなく、取り扱いを永久に停止する」と、私ゃ考えています。皆さん方、早めの対応をしていた方が無難です。所詮、営利企業っていうものは勝手気ままですからね...。

これを機に「保有銘柄を厳選」し「株取引を縮小」する...

 私も、本年6月から「年金生活者の仲間入り」したこともあって、多数の米企業株式を保有することをそろそろ止めて、保有銘柄を厳選して、株式取引を縮小し始めました。
 今よりも「手持ち資金」を増やして、年相応に「散財に勤しみたい気持ちが強い」です。「買いは停止」されていますが、「売りは可能」なので、先週末からボチボチと売り始めています。今、米国株としては「高値付近にある」ので、損切り売却を含んだ「すぼらな対応」で「機械的に売って」ます(笑)。