2025/11/04(火) 詳細 819,171ドル・126,312,147円、損益額 27,752,451円、154.195円/$
人工知能(AI)関連銘柄に弾み
アマゾン・ドット・コムのクラウド部門が、OpenAIと380億ドル(約5兆8600億円)規模の契約を締結する、との報道がNY株式市場を駆け巡り、株式相場にとって年間で最も好調な月とされる11月は、テクノロジー株主導で上昇。颯爽と幕を開けました。- S&P500種株価指数 6851.97 対前日比11.77、 0.17%
- ダウ工業株30種平均 47336.68 対前日比-226.19、 -0.48%
- ナスダック総合指数 23834.72 対前日比109.76、 0.46%
再び、AI熱が相場を牽引する
大型ハイテク株が再び上昇し、ハイテク大手7社で構成する「マグニフィセント・セブン」の指数は1.2%上昇。 アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は今後7年間にわたり、同社が持つエヌビディア製半導体へのアクセスをオープンAIに提供する。アマゾン株は4%高。但し、AI熱が広がる中でも、S&P500構成銘柄のうち300社余りは下落した。
また、市場では「成長期待のあるハイテク株に資金を移す動きがみられる」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との指摘があった。
依然として、製造業は苦戦...
10月の製造業景況感指数は「48.7」とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.3)に反し、前月から0.4ポイント低下した。個別項目では、生産や在庫が悪化した。市場では「依然として製造業の苦戦が続いている」(INGのジェームズ・ナイトリー氏)との受け止めがあった。(日経新聞)
市場には強気派が多過ぎる
ヤルデニ・リサーチの創設者は「強気派が多過ぎる」と指摘し、「上昇銘柄の裾野が限られる中、予想外の出来事がひとつでも起きれば株価は高値から転落しかねない。ただ、年末にかけて楽観姿勢が強まる時期でもあるため、それも簡単ではないだろう」と述べた。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは「依然としてバリュエーションの高さに対する懸念があり、米金融政策の見通しも不透明さを増している」と述べた。一方、「株式相場が年初来で大きく上昇しているにもかかわらず、この強気相場にはまだ上昇余地があるとみている」とも語った。
eToroのブレット・ケンウェル氏は、FRBの姿勢に変化が生じ12月の利下げ観測が見直される中、投資家心理が大きく悪化すれば、株式相場は調整局面に入る可能性があると指摘。「S&P500種が6カ月連続、ナスダック指数が7カ月連続で上昇している現状を踏まえれば、様子見に回っている投資家にとっては、調整はむしろ歓迎すべき展開となるだろう」と続けた。
LPLファイナンシャルのアダム・ターンクイスト氏やジェフリー・ブッフビンダー氏らストラテジストは「相場の流れに逆らうな、という格言があるが、われわれも同意する。これほど一貫して高値を更新する強気相場には、反論しにくい」と述べた。その上で「強気相場は直線的ではないとの格言もある。ただ、4月以降の相場を見ると、そうは見えないかもしれないが」と付け加えた。
LPLのストラテジストは、株価指数が上昇を続ける一方で値上がり銘柄の広がりが伴っていない場合、市場の土台に「ひび」が入り始めている兆候である可能性を指摘。「仮にこの上昇相場が一時的に足踏みしても、季節的な強さが下落幅や調整期間をある程度抑える可能性がある」とした上で、「過去6カ月間の上昇が力強かったことを踏まえると、一部の上昇分は先取りされている可能性が高い」と語った。(ブルムバーグ紙)
編集後記
「呆れる市場関係者」の談が日々掲載されています。過去の経験則から、「そろそろ株価調整の時期では?」の懸念なんぞ、軽く吹き飛ばすが如く、次々と背中を押す好材料が飛び出て来るようです。
今、Myポートフォリオでは、一週間前の株価から100ドル超も下がり続ける(売られる)メタ(META)株を、原油PBR株や通信VZ株を損切り売却してまで購入資金を作り、せっせと買い続けています。ある意味、今が勝負どころと踏んでいます^^。
米国、冬時間に突入...
米国の夏時間は先週末で終わりました。11/3(月)からは冬時間に突入です。日本時間の午後11時30分から翌朝の午前6時00分まで、NY株式市場が開催されています。


