【有益な記事】オラクル株が下落...

クラウド事業の利益率が「想定下回る」との報道

  7日の米株式市場でオラクル株が下落。クラウド事業の利益率が多くのアナリスト予想を下回っているとの報道が材料視された。


  テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションはオラクルの社内資料を引用し、オラクルの6-8月(第1四半期)はエヌビディア製チップを搭載したサーバーのレンタル事業の売上高が約9億ドル(約1370億円)に上ったが、粗利益は1億2500万ドルにとどまったと伝えた。

  これを受けて、オラクル株価は一時7.1%下落した。報道によると、新旧型のグラフィックス処理装置(GPU)を含むエヌビディア半導体の小規模なレンタルにおいて、オラクルが場合によっては「かなりの」損失を出しているケースもある。オラクルの広報担当者はコメントを控えた。

  オラクルの株価は年初来60%余り値上がり。人工知能(AI)向けコンピューティング需要の急増が売上高を押し上げていることが背景にある。先月には、クラウド事業の売上高が向こう3年度で700%増加するとの見通しを示し、株価が36%高騰した。

  一方で、半導体の調達やデータセンター能力の拡充に必要な巨額投資が、オラクルの全体的な粗利益率を圧迫している。ブルームバーグの集計したデータによると、直近の四半期決算で同社の粗利益率は67.3%と、およそ1年ぶりの低水準となった。(ブルームバーグ)

編集後記

 誰が見ても異常な株価高騰の事態が発生しているのです。マネーゲームの極致でしょう。静かに深淵している「グーグルクラウド」に視線を置くべきです。彼の企業は「独禁法違反で訴えられる」程に、世界中の国々から震撼されているからです。