「バフェット指数」に買いシグナルが点灯した、とあるが...
バフェット指数は、昨年9月上旬以来の低水準にある...
「バフェット指数」とは、米株価指数「ウィルシャー5000指数」に基づく米企業の時価総額をドル・ベースでの米国内総生産(GDP)で割ったものです(私にはサッパリ意味が判りませんが…)。この指数が、最近の急激な株高にも拘わらず、昨年9月上旬以来の低水準にあるとのことです。
バフェット氏の投資判断
米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイを率いるバフェット氏は、企業の評価水準を測る「最も適切な指標」は、米上場企業の時価総額とGDPの比率だとしています。この指標は昨年末に記録的な高水準まで上昇し、「2021年の相場ピーク」や「2000年のドットコムバブル崩壊前」と同じく、警告シグナルを発していました。
強気投資家の弁を紹介すると...
- 「重要な指標だ。トレーダーが資金投入や株式購入のタイミングを判断するのに役立つ」と評価。
- 大手ハイテク株に積極的に投資している某氏は「グローバルな貿易戦争への懸念は残るが、バリュエーションが合理的な水準にあるので、トランプ氏が関税で強硬に出なければ、投資家は買いに走るだろう」と見ています。
指数グラフを見る限り...
このバフェット指数は「市況の強弱を計る物差し」的なものであり、「指数が下がった場合、必ず反発するとは限らない」ことに注意が必要です。
『トランプ氏への怨嗟』が頭を抑える
そのような便利で誰もが従うような物差しであれば、正に「ドラエモンのポケット」になることでしょう。私ゃ『トランプしへの怨嗟が渦巻く中、短期間で米国株価が反発するとは限らない』と考えます。
(元女優の磯村みどり氏です)