次期大統領は、バンス副大統領で決まり...
敏感で行動力のあるバンス米副大統領、次の大統領は『すばり、彼だ!』
「真の友人」バンス米副大統領、銃撃死した活動家カーク氏悼む、専用機で遺体を地元へ搬送...
バンス米副大統領は11日、予定していた東部ニューヨークでの中枢同時テロ追悼式典への出席を取りやめ、西部ユタ州へ向かった。10日暗殺された保守系政治活動家のチャーリー・カーク氏の家族や友人と過ごし、遺体を副大統領専用機「エアフォースツー」でカーク氏の自宅がある西部アリゾナ州へ搬送した。バンス氏はX(旧ツイッター)に投稿した弔辞で「真の友人」の突然の死を悼んだ。米メディアは、カーク氏の支援がなければバンス氏の政治家としての成功はなかったと伝えている。
弔辞によれば、バンス氏が2021年初頭に上院選への出馬を考え始めたとき「最初に電話した人物の一人」がカーク氏だった。バンス氏はもともとトランプ氏に批判的だったため、上院議員になるのは難しいとみられていたが、バンス氏がトランプ氏の支持を得られるよう長男ジュニア氏との間を取り持ったのもカーク氏だったという。トランプ家とバンス氏をつないだカーク氏
バンス氏は弔辞で、カーク氏が「トランプ氏と同じようにバンス氏は誤解されている。バンス氏は非常に頭脳明晰で、私たちの考え方に非常に共感している」とジュニア氏を説得したおかげで、ジュニア氏に電話に出てもらえるようになったと振り返った。
トランプ氏の支持を獲得したバンス氏は、資金調達から草の根運動まであらゆる戦略をカーク氏に相談し、故郷オハイオ州選出の上院議員となった。
カーク氏はまた、昨年の大統領選で副大統領候補の指名を受けたバンス氏が「護衛の常駐や世間の注目(を浴びるようになった環境の変化)に苦しむ子供の姿」に悩んでいたとき、電話やメッセージで家族の安否を気遣い、助言と祈りでバンス氏を支えたという。「米国の美徳を体現」
カーク氏の政治活動の姿勢について、バンス氏は「敵意ある聴衆の中に入っていき、質問に答えた。(保守派に)友好的な集会で(リベラル系の)進歩派が聴衆の嘲笑を浴びながら質問すれば、支持者たちに冷静になるよう促し、誰もが発言できるようにした」と振り返った。「共和国(米国)の根幹をなす美徳、つまり思想を率直に語り議論する意志を体現していた」とたたえた。
カーク氏銃撃の一報がバンス氏に届いたのはホワイトハウスでの会議中だったという。グループチャットで次々と連絡が入る間、バンス氏はひたすら回復を祈ったが、やがて訃報が届いた。トランプ氏は、バンス氏に「君にとって彼は本当に良き友人だったと知っている」と声をかけたという。「よく戦った。ここから先は引き継ぐ」
バンス氏は、トランプ第2次政権が「成し遂げた成功の多くは、カーク氏の力に起因している。彼は昨年の大統領選での勝利を助けただけでなく、政府全体の要員配置を支えた」と感謝の言葉をつづり、「よく戦ったな、友よ。ここから先は我々が引き継ぐ」とカーク氏に呼びかけて弔辞を結んだ。弔辞は963語の長文。日本時間12日10時現在1185万件表示されている。(産経新聞)
カーク氏とバンス氏の友情
保守派活動家チャーリー・カーク氏は、JD・バンス氏に大きな期待を寄せていた。
「私はJDが素晴らしい大統領になると考えていることに何の疑いも抱いていない」。カーク氏は4月、これまで未公開だったインタビューでウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)にこう語った。
2人は10歳の年齢差を越えて友情を育み、それがバンス氏を副大統領の座へと押し上げる一助となった。カーク氏はいずれはバンス氏に大統領になってもらいたいと考えていた。
2人の関係は2017年に始まった。バンス氏がFOXニュースの番組に出演した後、カーク氏がソーシャルメディアでバンス氏にメッセージを送ったことがきっかけだった。
その後数年間、カーク氏は自らの持つ大きな影響力を駆使してバンス氏の上院議員就任という新たな野望を後押しし、ドナルド・トランプ氏の副大統領候補としての地位を確固たるものにした。(The Wall Street Journal発)
編集後記
公私の別、事の善悪はこの際別にして申し上げると、このような『友情』は、日本政界・経済界・一般社会から、全くもって消えてしまっています。悲しいかな...です。

