日本株に「何故上がるのか」と問うても意味がない...
週間新潮紙が日本株に関する記事を出していますのでご紹介します。
株高は日本だけではなく、世界的に起こっている「現象」...
- 投資マネーは国境がなく動きまくっているので、閉鎖的であった「昭和・平成バブル時代ではない」という事。
- 東京市場の取り引きシュア60%は「海外投資家」であり、更に、その77%が欧州勢の(他人様の資金で売り買いする)ファンドマネージャ達ということです。
- 欧米勢は、①日本に居住せず、②日本語も解せず、③日経新聞も読まず、④個人的見解を介さないコンピュータが、⑤AIによるアルゴリズム(数千分の1秒単位、超高速取引)判断で、⑥日本株を単なるコモディティ(投資商品)と見做した売買を行っている、のです。笑っちゃいますな...。
- 詰まるところ、日本株が①為替的に②他の商品との対比的に③割安なら「買い」・割高なら「売り」行為を、国内銀行から貴方の普通預金を原資とした「低利融資」を受け、レバレッジを最大限効かせて、資金投下しているのです。
- 利益を得ている「米国株式市場」が開く前、小遣い稼ぎに「日本株に手を出している」こともあるでしょう(売買は眠らないコンピュータの仕事ですから...)。
- 世界の国でマネー価値が下がって物価高が激しく、来日外人が一杯千円のラーメンを『安い、安い』と言って食べているのと同じ…。
- トランプ関税で、「4万円はない」に賭けて『空売り』していた投資家が、買い戻しに走って株高に勢いがついたこと。
- 最後に、日本株が最高値付近にあるからといって、【日本経済が復活した】などと考えるのは間違いであること。
「日本株、何故上がるの?」と問うても、意味ないじゃん!
このような背景がある日本の株式市場が「何故上がるのか?」と考えても・自問しても、もはや意味がないのです。守銭奴の極致に居る「赤鬼の機関投資家」が、自前コンピュータにどのようなアルゴリズムを組み込んでいるのか、全く分からないからです。
コマーシャルにある「個人がスマホ片手に売買する」のは、『趣味の世界』となっています。
赤鬼の彼奴等は、「眠り込んで」稼いでいる...
我々が東京市場で悪戦苦闘している時、まさにその時、赤鬼の彼奴等は高級ベットで愛妻とスウスウ寝息を立てて寝ています。
では、日本株はいつ下がるのか?
予期せずに「米国株が下落」して、欧米ファンドマネージャに損失が生じている場合、毎四半期決算(3カ月毎)が迫って来ると、利益が出ているコモディティ(投資商品)を売却し始めます。
何故なら、赤字のままであるならば、彼奴等の利益(自分達の取り分)が減らされるからです。最悪、首になるかもしれません。よって、日本株が下がる時は、米国株に少し遅れて・少し長く現われることでしょう。