好対照に映る「ハイテク株への相場観」...
株式の下落時、現金化するのは「常に間違った判断」!
米国株は最高圏にあることは誰しもが認める事実です。ここから更に上昇するのか、足踏みするのか、下降するのか、投資家によって考え方・見方・読み方が異なります。参考にすべき記事をご紹介します。負け組にならぬよう、正しい行動を...。株式暴落への備えとは...
備えとして、現預金比率を高めることが盛んに云われています。投資の神様と崇められているバフェット氏、彼と彼の企業は現預金残高を究極的に高めているので、『備え万全』と云われている訳です。
詰まる所、株価が下がれば市場の反発を期待して「買い出動に出掛けろ。買いまくれ。」ということに他なりません。下った株式を根こそぎ買えというわけです。
これって、『但し、核爆発が起きなければ』という条件の元ですが...。
(抜粋)利下げ観測が、不動産会社・銀行・製造業など米株式市場の多くのセクターを押し上げている。一方、市場で最も人気の高い銘柄、つまり主要株価指数を過去最高値に導いた「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる7大テクノロジー企業の見通しは一段と不透明感を増している。
アマゾン・ドット・コム、アルファベット、アップル、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラの7社はこのところ、人工知能(AI)の潜在力に関する疑問、株価の割高感がますます強まっていることへの懸念、これまで人気のなかった市場セグメントとの競争に直面している。
テクノロジーセクターは数日中に、世界で時価総額が最も大きい上場企業であるエヌビディアの決算発表という重要な試練を迎える。投資家がそこから得る情報は、今後の株価上昇の鍵となる可能性がある。
某氏(43)は、ここ数日でエヌビディア、マイクロソフト、メタなどの超大型ハイテク株の保有を約25%削減したと述べた。フェニックス在住のボイヤーさんは、株価が企業業績に比べて割高になっており、過去数カ月の大きなリターンに満足していると語った。
「株価が高くなり過ぎていると感じたら、利益を確定することに全く抵抗はない」という。
彼だけではない。米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が22日、9月の利下げの可能性に言及したことを受けて、株価が幅広く上昇したにもかかわらず、ハイテク株は週間で1.6%下落し、いずれも2%余り上昇したエネルギー・素材・不動産など他のS&P500種指数の各セクターに後れを取った。(中略)
思うに...
上の記事では、「マグニフィセント・セブンの株価がもはや天井だ」と言い切っているのではなく、これぐらいが株価ピークにして一旦株価が下がるだろう、と目論んでいるのです。株価が下がる前に「利益確定」して、下がった時に「買い戻す」戦略です。さも自信ありげに「売買キャッチボールする」ことを言っているだけなのです。
「グーグル・クラウドの敷居を借りて」の営業...
下の記事では、35億人超の登録ユーザを抱える最強SNSのメタが、自前のデータセンター構築が時間的に間に合わないので、暫くは「グーグル・クラウドの敷居を借りて」営業をする。OPEN AIも同様に「グーグル・クラウドの敷居を借りて」に動いています。
支払う利用料は半端な金額ではなく、途方もないマネーを支払うのです。つまり、メタにしてもOPEN AIにしても、それ以上の利益を稼ぐ自信があるからなのです。
- Metaとグーグルの「1.5兆円クラウド契約」が示す『AI資源需要のすさまじさ』 - CNET Japan
(抜粋)人工知能(AI)分野での優位性確立を目指すMetaが、Google Cloudのクラウドコンピューティングサービスを利用するため、6年間で少なくとも100億ドル(約1兆4700億円)規模の契約を結んだとBloombergが報じた。6月にはOpenAIもGoogle Cloudと提携し、そのデータセンターを利用している。(中略)
Marvin氏は米CNETに次のように語った。
「Metaは世界で最も洗練されたデータセンター事業者の1つだが、今日のAI展開の規模と速度は、ハイパースケーラーでさえも容量不足を補うための創造的な解決策を模索していることを意味する。この契約は弱さの表れなどではなく、自社の巨大なキャンパスプロジェクトが稼働するまでの間、当面のAIインフラ需要を満たすためにMetaが戦略的に動いていることを示している」。
更に、「Google Cloudは、AIと機械学習という中核的な強みに集中することで勢いを増しており、企業の顧客にGoogle自身のサービスを支えているのと同じ最先端のインフラへのアクセスを提供している」と(中略)...。
