ベセント長官、利下げに向けて強力な援護射撃...

パウエル氏ギブアップ...、米国の利下げは確定的!

 物静かな感じのベセント米財務長官が13日、連邦準備理事会(FRB)に利下げサイクルを開始するよう求め、政策金利は現行水準を少なくとも『1.5%ポイント下回るべき』という考えを示唆しています。以下、ロイター電から抜粋します。

雇用統計の悪化が、9月大幅利下げを正当化する

  • ベセント米財務長官は13日、連邦準備理事会(FRB)に利下げサイクルを開始するよう求め、政策金利は現行水準を少なくとも1.5%ポイント下回るべきという考えを示唆した。 
  • 同長官はブルームバーグとのインタビューで「9月に50ベーシスポイント(bp)の利下げを開始し、一連の利下げを実施することが可能だ」とし、いかなるモデルも「金利がおそらく150─175bp低下すべきことを示唆している」と語った。
  • 同氏は、米雇用統計で5、6月分の雇用者数が大幅に下方修正され、7月の雇用者数の伸びが鈍化したことを、9月に大幅利下げを求める根拠と説明。
  • 「もし5月、6月にこれらの数字が示されていれば、6月と7月(の会合)に利下げが実施されていたと思う」とし、「つまり、9月に50bp利下げが行われる可能性が非常に高いということだ」と述べた。 
  • CMEのフェドウォッチによると、金融市場ではベセント長官の発言を受け、9月16─17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げが実施される確率を99.9%と織り込んだ。
  • 米財務長官「一連の利下げ可能」、雇用悪化が9月大幅利下げを正当化=報道 | ロイター

ベセント米財務長官、利下げに向けて強力な援護射撃を打ち込む...

次は、ドル・円の為替動向に移る...

 これで、9月に米国が利下げすることは確定的です。ドル・円の為替動向が140円を上回る円高に向かうのか、あるいは145円前後をウロウロ行き来する停滞を余儀なくされるのか、大変興味深いことです。