2025/08/28(木) 詳細 800,168ドル・117,931,136円 147.383円/$

ハイテク株に気が気でない投資家たち...

 米国株式市場は半導体大手エヌビディアによる引け後の決算発表を前に続伸し、S&P総合500種が過去最高値を更新した。
 エヌビディアはプラス圏とマイナス圏を行き来する展開となり、0.1%安で通常取引を終えた。同社がS&P500に占める比重は8%に上っている。
 アージェント・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ジェド・エラーブローク氏は「エヌビディアは既に巨大な収益基盤の上に、今後9カ月で莫大な収益増加を生み出すだろう」と指摘。「投資家は同社がS&P500の2桁の割合を占める世界に備える必要がある」と述べた。
 ハイテク・人工知能(AI)関連大型株は強弱まちまちで、マイクロソフトが約1%高となった一方、メタ・プラットフォームズは1%近く下落した。(ロイター電)

NVIDIA株、時間外3%安。業績上振れも過熱感で売り先行...

 ようやく、エヌビディアが四半期決算を公表しました。ガタガタと周りが煩いものです。今回は業績ではなくて、注目先は「対中国への半導体輸出」でした。中国は自前半導体の使用に舵を切り始めているのです。さぁ、一部の米国人は慌て始めていますが...。
 米半導体大手エヌビディアが27日発表した2025年5〜7月期決算を受け、米株式市場の時間外取引で同社株が一時、27日終値比で5%下落した。売上高や1株当たり利益(EPS)は市場予想を上回ったが、株価は好業績期待を織り込み急上昇してきたため、決算後は売りが先行した。

 米東部時間午後5時時点で株価は27日終値を3%程度下回る水準で推移した。(前四半期決算発表時は、終値を6%程度上回る水準であった)
 5〜7月期の売上高は467億ドル、EPSは1.08ドルでいずれも事前予想を上回った。市場の関心が高い8〜10月期の売上高見通しは540億ドルで、2%程度の増減があり得るとした。市場の事前予想は534億ドルだった。
 売上高見通しに中国向けの人工知能(AI)半導体「H20」の出荷は含まず、この点も市場の失望を誘った可能性がある。米政府は今春にH20を対中輸出規制の対象に加え、その後の方針転換で輸出再開を認めたが、中国ビジネスの先行きを読みづらい状況は続く。

 エヌビディアの株価は根強いAI向け半導体の需要拡大期待を追い風に上昇基調をたどってきた。ダウ工業株30種平均が直近の底値を付けた4月8日から8月27日までに2割上げたのに対し、エヌビディアはおよそ9割高になった。
 同社の時価総額は7月に米上場企業で初めて4兆ドル(約590兆円)を突破した。AI銘柄の代表格として相場全体をけん引してきたが、急ピッチの上昇で過熱感も高まり、8月に入ってからは上値が重くなる場面もあった。(日経新聞)

エヌビディア決算 最終利益59%増。AI開発競争で需要好調...

 生成AI向けの半導体を手がけるアメリカの半導体大手、エヌビディアは先月までの3か月間の決算を発表しました。

 ▽売り上げは前の年の同じ時期と比べて56%増えて、467億4300万ドル、日本円でおよそ6兆8900億円、▽最終的な利益は59%増えて、264億2200万ドル、日本円でおよそ3兆8900億円でした。

 米中の対立によって中国向け製品の輸出の先行きが懸念される中、世界的な生成AIの開発競争に支えられ、データセンター向けの半導体の需要が好調だったことなどが業績を押し上げました。(NHK報道)
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