2025/08/14(木) 詳細 747,657ドル・110,239,010円 147.446円/$

 米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が2日連続で最高値を更新して取引を終えました。米連邦準備理事会(FRB)の「利下げ再開が近いとの期待」が続いています。

0.25%の利下げを完全に織り込む...

 さすがに、前日に大きく上昇した一部の大型ハイテク株は軟調、タバコ株も総売り状態でした。投資家が新たな成長けん引役を模索する中、エヌビディア、アルファベット、マイクロソフトは下落しています。
 売られセクターであった医薬品銘柄に買いが入り、ヘルスケアは1.6%上昇しました。
 そして、金利に敏感な中小型株で構成するラッセル2000指数は約2%上昇し、6カ月ぶりの高値を付けています。
 いまや、金融市場では「9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを完全に織り込んでいる」とされています。

乗り遅れが怖い

 株式相場は最高値圏にあり、割高感を指摘する声もある。一方で「株高に乗り遅れたくないとの恐怖が買いを促している」(ダコタ・ウェルス・マネジメントのロバート・パブリック氏)との見方があった。(日経新聞)

シカゴ連銀総裁の講演

  •  連邦準備理事会(FRB)が関税措置による物価への影響を見極め、利下げ時期を判断することに苦慮しており、今後の会合は「ライブ」になるという認識を示した。
  •  労働市場の明らかな悪化が見られれば、9月会合での「利下げは当然の結果」という考えを示し、9月の利下げについて柔軟な姿勢を示した。
  •  インフレはFRBが目標とする2%に向けた軌道に乗っていると確信するために、数カ月分の良好なインフレ指標を確認する必要があると述べた。
  •  月初に発表された雇用統計で雇用者数の伸びが鈍化したことについては、「移民の大幅な減少を反映している可能性がある」ため過度に重視すべきではないと指摘。
  •  4.2%という「歴史的に低い失業率などをより重視」しているとし、「労働市場は非常に堅調に推移している」との見方を示した。
2025/08/14(木) 詳細 747,657ドル・110,239,010円 147.446円/$

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