フィリップ・モリス株、ロッキード・マーチン株が共に急落...

 四半期決算報告の発表で株売りが殺到…。まぁ、このようなことはチョクチョクあり得ます。少し前の「ユナイテッドヘルス株」も然りですが、株式保有に際して超えて行かねばならない途中坂の一つです。転がる坂道に対して、かなりの忍耐力が要りますが…^_^

今買わずに、いつ買うの?

 優良銘柄の株価が大きく下がる中で、将来の金字塔になり得る銘柄の場合、安値となったこのタイミングで株式を新規(追加)購入しないと、いつまで経っても保有すら出来ない状況が続きます。

優良株が安値になった時、買い込む

 これが投資の真骨頂だと思います。 う~ん、辛い『いばらの道』の始まりですが…。嘗て、GAFAMを買い始めた時もこのような感じでした。*2025/7/30に全て売却しています。

ロッキード株、プログラム損失で株価急落

フィリップ・モリス株、収益予想を下回って株価下落…

  1.  タバコ銘柄のフィリップ・モリス・インターナショナル<PM>の2025年度第2四半期(4-6月)の業績は増収、営業増益だった。
  2.  米現地7月22日の通常取引開始前に公開された8-K(重要事項報告書)によると、第2四半期は売上高は前年同期比7.1%増の101億ドルとなった。
  3.  営業利益は7.8%増の37億1200万ドル。営業利益率は36.6%へ向上した。前年同期は36.4%だった。1株利益(EPS・希薄化後)は1.95ドル(前年同期1.55ドル)。
  4.  四半期配当は増配。前年同期より0.05ドル多い1.35ドル配当を実施する。 
  5.  株価は、対前日終値比15ドル程下落(▼8.40%)しています。
フィリップ・モリス株

ロッキード株、プログラム損失で株価急落…

  1.  米国軍需企業ロッキード・マーチン<LMT>の2025年度第2四半期(3月31日-6月29日)の業績は微増収、営業減益だった。
  2.  米現地7月22日の通常取引開始前に公開された8-K(重要事項報告書)によると、第2四半期は売上高は前年同期比0.2%増の181億ドルとわずかながら増収を確保した。
  3.  営業利益は65.2%減の7億4800万ドル。営業利益率は4.1%へ低下した。前年同期は11.9%だった。1株利益(EPS・希薄化後)は1.46ドル(前年同期6.85ドル)。
  4.  株価は、大きく売られて対前日終値比50ドル近く下落(▼10.81%)しています。
ロッキード・マーチン株

ロッキード株に関する詳細コメント

 ロッキード・マーチン<LMT>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく下回ったほか、売上高も予想を下回った。フリーキャッシュフロー(FCF)は予想外の赤字となっている。通期ガイダンスでも1株利益の見通しを大幅に下方修正した。

 1株利益については、「プログラム関連の税引前損失」を16億ドル、その他費用として1.69億ドルを計上し、それが1株利益を5.83ドル押し下げたことが響いた。
 これらは新たに判明したリスクへの対応として実施されたもので、内訳は、航空機の機密プログラムで9.5億ドル、カナダ海上ヘリコプタープログラムで5.7億ドル、トルコ多用途ヘリコプタープログラムで9500万ドルとなっている。

航空宇宙大手のロッキード・マーチン

 アナリストは「政府支出の動向が第2四半期の数字が中立もしくはネガティブな内容になることを事前に示唆し、決算発表前の投資家のセンチメントもやや弱気だった。焦点は、航空宇宙部門での予想以上の大型費用計上と、RMS部門での予期せぬ費用計上になるだろう」と述べている。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益:1.46ドル(予想:6.41ドル)
・売上高:181.6億ドル 0.2%増(予想:185.3億ドル)
  ミサイル・火器管制:34.3億ドル(予想:34億ドル)
  航空機:74.2億ドル(予想:72.8億ドル)
  回転翼・ミッションシステム:40億ドル(予想:46.2億ドル)
  宇宙:33.1億ドル(予想:32.3億ドル)
・営業利益:7.48億ドル(予想:21.5億ドル)
・FCF:1.5億ドルの赤字(予想:13.1億ドルの黒字)
・受注残:1兆6653億ドル
・F-35納入数:50機

(通期見通し)
・1株利益:21.70~22.00ドル(従来:27.00~27.30ドル)(予想:27.34ドル)
・売上高:737.5~747.5億ドルを維持(予想:743.4億ドル)
・事業部門営業利益:66~67億ドル(従来:81~82億ドル)
・FCF:66~68億ドルを維持(予想:67.1億ドル)