貴方は、米大統領選挙後の「ジンクス」を信じますか?
「米国S&P500」が2月19日に付けた史上最高値を4カ月ぶりに更新し、7月相場入り後も米国株の奮起が期待される状況となっています。相場のアノマリー(従来の理論やモデルでは説明できないが、経験的に観測される市場の規則性や現象のこと)分析に詳しいトレーダーズ・アルマナックによれば、米大統領選挙翌年の7月は『米株に強い経験則がある』という。
米大統領選挙の翌年(今年)7月、米株上昇が顕著なこと…
1950年以降、米大統領選挙の翌年7月は、米S&P500が月間で最も強い月となります。株価上昇が12回、下落が6回。平均騰落率はプラス2.2%を記録しています。さぁいよいよ、今月15日からJPモルガン・チェース金融大手を皮切りに、25年4~6月期(2Q)の決算シーズンが本格化する見通しです。
GSは有料リポートで…
ゴールドマン・サックスは、27日付の有料リポートで「米企業の利益率が、今後の決算シーズンで大きな試練に直面するとの見通し」を示しています。
今年4-6月期決算に「年初から約10ポイント上昇した関税の即時的な影響が反映される」と指摘して、コント後半を暗示する内容であるという事です。当たり前の話ですが...。
そして、「関税コストの大半は消費者に転嫁される見込みだが、想定以上のコストを企業が吸収せざるを得ない場合、利益率に圧力がかかる」としています。これも当たり前の話です。
今年4-6月期決算に「年初から約10ポイント上昇した関税の即時的な影響が反映される」と指摘して、コント後半を暗示する内容であるという事です。当たり前の話ですが...。
そして、「関税コストの大半は消費者に転嫁される見込みだが、想定以上のコストを企業が吸収せざるを得ない場合、利益率に圧力がかかる」としています。これも当たり前の話です。
他のアナリスト達は、米景気の急減速を示唆…
企業収益はこれまで堅調でしたが、主なアナリストらは、『4-6月期については米企業の利益成長が急減速すると予測』しています。問題はここです。私が仕入れた情報では、米ドルの安値への下落で、多国籍企業の想定外好決算が予想されるとしています。特に、アップルが「あっと驚く好決算」との示唆・暗示でしたが...。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)がまとめたデータによると、今期4~6月期の1株当たり利益(EPS)伸び率は2.6%に止まり、過去2年間で最少となる見通しです。