日本は、米トランプ大統領を『甘く見過ぎ』ている?
ブルームバーグ紙に、次の記事が掲載されていました。
2日の東京株式相場は続落。トランプ米大統領が日本との通商協議の合意は困難との認識を示し、関税率の引き上げを示唆したことで企業業績への懸念が高まった。機械や電機、精密機器など輸出関連が売られ、人工知能(AI)関連も安い。半面、陸運や不動産、電気・ガスなど内需関連は高い。
東洋証券の大塚竜太ストラテジストのコメント
「トランプ大統領は最終的には譲歩に転じると思うが、市場としては今回の強硬姿勢を軽く受け流せない。日本株はあまりにも上昇スピードが速かったため、利益確定売りが先行外需銘柄は幅広く売られ、内需関連などに資金が逃げるだろう。」
何故、『最終的には譲歩に転じると思う』と云えるのか!
- トランプ大統領は『誰に何の気兼ねをすることもなく、経済規模が世界第4位の日本に対して、譲歩する必要など、微塵も考えていない』が正解です。
- 「日本の生殺与奪を米国は握っている」「日本は米国に寄生する国。何処(他国)にも行くところがない」と、トランプ氏が確信しているからです。
- トランプ氏の脳裏の片隅にある「交渉次第で、譲歩を適用する国」とは、『ロシア、中国とサウジの3カ国だけ』です。この3カ国は、米国(トランプ政権)の影響下に置いておく必要があるので、臨機応変に『譲歩』を持ちかけます。
- トランプ氏は、嘗て同盟国であった?欧州・日本・韓国など、軍事的に米国が無視できる国に対しては、『何事も押し切るに如くはなし』と決めているフシがあります。
- 今後、米国とは貿易数量の縮小を行い、米国人に日本製品を「買わせる・輸入させる」ことです。輸出するのではなく、輸入させるのです。値上げして、米国の物価高騰に力を貸してあげましょう👅
- 米国人が日本製品を輸入したい分だけを輸出するようにしないと、トランプ4年間、話が前に進みません。商品値段など、大きく吹っ掛ければいいんです。
- とある報道に拠れば、石破氏側近の自民党一派は、「90日間の関税停止期間が終了に近づくにつれ、金融市場が不安化すれば、『トランプ氏が折れるのではないか』と期待して、関税緩和要求を堅持すべきだ!」と主張している、とあります...。
- 今、日本の対応を世界が見ています。ズル賢いイギリスは、さっさと交渉から降りました。私ゃ、トランプ関税を受けて立つ気概が欲しいんです。そして、米側に因果応報を思い知らせるんですよ💪じゃないと、次期の米政権も「必ず吹っ掛けて来ます」から...。
日本との関税協議、トランプ氏 30%超の可能性を示唆...
アメリカのトランプ大統領は日本との関税協議について「合意できるか疑わしい」と述べ、30%を越す関税を課す可能性を示唆しました。
アメリカ トランプ大統領 : 「日本には30%か35%、私たちが決めた関税を支払ってもらう。我々には大きな貿易赤字があって、アメリカ国民にとって不公平だ」
トランプ大統領は1日、「相互関税」の上乗せ分を一時停止している7月9日の期限を延長する考えはないとしたうえで、日本との協議で「合意できるか疑わしい」と述べました。
トランプ氏は自動車やコメの貿易を巡って「不公平だ」と改めて不満を示し、「30年から40年もの間、ずっとアメリカを食い物にして、甘やかされてきた」などと批判しました。さらに、日本に対して「30%か35%、アメリカが決めた関税を払ってもらう」と述べました。
トランプ氏は多くの国に税率を書いた1枚程度の書簡を送り、交渉を終わらせるとしています。(テレ朝...)