2025/07/01(火) 詳細 684,439ドル・98,564,737円 144.008円/$

 世界の個人投資家達は、反トランプ陣営のエコノミストや記者たちが発する「トランプ関税で米国経済、世界経済はどん底に陥る。不況の嵐を経験する...。」的な脅しに飽き飽きし始めています。

本当のことは何処にある?

  • 「トランプ大統領が繰り返し述べるように、何も変わらないのではないか?」
  • 「経済強国が行う関税措置は、政府に莫大な税をもたらすだけで市場に与える影響は僅少なのではないか?」
  • 「他の先進国が行っている売上税・消費税・付加価値税等らと何ら変わるところがなく、トランプ氏が述べているように、米国は他国に富を取られていたのではないか?」

株式展望記事が無視されている...

 昨今の米国株式市場の上昇度合いを観ていると、このように思わざるを得ません。主要経済誌の株式展望記事が無視されているようです。トランプ氏はFRB議長を「くずくずしていて金利引き下げを決断できない【クズ野郎】」と罵っていますが、私なんぞ、今やどちら側の判断が正しいのやら、分からなくなっています。

2025/07/01(火) 詳細 684,439ドル・98,564,737円 144.008円/$

株式市場

 30日の米国株式市場は続伸。米国が主要貿易相手国・地域との関税交渉で合意に近づいているとの期待を背景に、S&P500種株価指数は終値で最高値を更新した。
 米国債は利下げ観測を背景に、ここ5年で最も好調な上半期を終えた。ドルは売られ、月間では2017年以来となる長期の連続下落となった。
 S&P500種はハイテク株が主導し、節目の6200を上抜けて終えた。4月の安値から25%近く上昇し、四半期では2023年12月以来の好調なパフォーマンスとなった。

米国債

 米国債相場は上昇(利回りは低下)。ここ5年で最も好調な上半期を終えた。10年債利回りは4.24%を割り込み、5月2日以来の水準に低下した。ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、FRBが9月にも利下げに踏み切ると予測している。

為替

 ニューヨーク外国為替市場では、ブルームバーグ・ドル・スポット指数が低下。トランプ大統領が7月4日までの成立を目指す大型減税・歳出法案に注目が集まる中、ドル売りが優勢となった。
 ドル指数は月間でも6カ月連続の下落で、2017年以来となる長期の連続下落局面となった。円は対ドルで上昇し、144円近辺。欧州時間には143円78銭まで買われる場面もあった。一方、ユーロは2021年以来の高値を更新した。

補足