情報過多に気を付けろ...

AIが既存技術や産業構造を破壊する!

 この手の情報発信が米国中心に稲穂の如く、次々現われては消えています。ここ1カ月程、四半期決算の状況に関係なく、AIに敵対する銘柄へ大幅な株価下落(売り殺到)が見られ、米国3大株価指数が垂直下落を演じたりしています。
 特に今日、先週末の米国最高裁判決による混乱を利用した「米株売り」が見られ、時間経過と共に拡大していったのです。売る理由や売られる真相なぞ、後付けでいいのですから...。

情報過多に気を付けろ...

個人投資家が多く、信用(借金)取引の盛んな米国ならでは?

 米国以外の市場では、お茶を濁す程度の株売り・株価下落に止まっています。これは世界経済を牽引しているのが「米国企業である証しだ」と云う輩もいますが、規模が大きい米株式市場であるが故でしょう。
 米国はAIの本場であるが故に他国市場では緊迫感がありませんし、売り買いを真正面から受け止められる規模の面でも米国市場が必要なのでしょう。一旦、巻き戻しが起こると、突き抜けるパワーが見事に生じるのです。

『経営者マインド』で、受け止めるべき...

 本日のトピックスは、最先端のソフトウエア株への売りもさることながら、一つは「巨人IBMへの売りと論評に関すること」です。以下、引用します。
 23日の米株式市場で米IBMの株価が急落した。人工知能(AI)スタートアップのアンソロピックは、自社のエージェント型AIコーディング支援ツール「Claude Code」が、主にIBMのコンピューターで稼働する旧式のプログラミング言語「共通事務処理用言語(COBOL)」の近代化を支援できると指摘した。
 IBMの株価は前週末比13%安となり、下落率としては2000年10月以来の大きさとなった。ブルームバーグが集計したデータによると、2月に入ってから27%下げており、月間ベースでは少なくとも1968年以降で最大の下落率を記録する見通しだ。

 アンソロピックはブログ投稿で「かつてCOBOLシステムの刷新には、膨大な数のコンサルタントを動員して業務フローの洗い出しに何年も費やす必要があった」とした上で、「Claude Codeのようなツールを使えば、そうした作業の大半を占める調査・分析の段階を自動化できる」と説明した。

 COBOLを稼働させるメインフレームの大半はIBM製だ。今回の株価急落は、AI普及が伝統的企業の成長見通しの重しになるとの懸念から激しい売り圧力にさらされる新たな事例となった。

 IBMではメインフレーム関連事業が依然として大きな割合を占めている。顧客が所有するこれら巨大サーバーは、他のIT業界で一般的な言語より古いCOBOLでアプリケーションを稼働させている。メインフレームは、金融機関や政府機関など、高い信頼性を必要とする顧客の間で広く活用されている。(ブルムバーク)

市場は「先ず売ってから、後で評価する」姿勢

 トランプ政権の「カードクレジット金利を10%へ」の要請に対して、ビザ、マスターカード、アメックス等のクレジット会社の株式がものの見事に売られました。まさに、WEB上で公開された情報を得たら、先ず株式を売ってから、後でゆっくりと評価する姿勢が見られます。そして、これに動揺した投資家達は「我先にと売り続く」のです。

 「足元のニュースに過度に反応しないよう投資家に助言する。企業収益の力強い伸びと健全な経済活動に支えられ、世界の株式市場に対しては引き続き前向きな見通しを維持する」と述べた。(ブルムバーク)

編集後記

 行き着くところは『AI万能』なのでしょうか? であれば、AIを稼働させるためのデータセンター構築に数百万ドル~数千万ドルの設備投資を計画している、GAFAM等ハイテク企業の考え方は、「正しいこと」になります。
 すると、売り対象とするのは間違いで、買い推奨の銘柄としなくてはいけない事になるのです...。兎に角、巷に出回っている『情報過多に気を付けろ...』です。