アルファベット、アマゾン、マイクロソフト、メタ...。勝者は誰だ?
4月29日、高評価のハイパースケーラー4社が四半期決算を発表した。いずれもウォール街アナリストの売上高・利益予想を上回ったが、勝者はアルファベットだった。
株価は時間外取引で約7%上昇。アマゾン(2.3%高)も上昇した一方、マイクロソフト(2.4%安)とメタ(9%安)は敗者となった。本ブログの記事は、次の記事から引用しています。
株価は時間外取引で約7%上昇。アマゾン(2.3%高)も上昇した一方、マイクロソフト(2.4%安)とメタ(9%安)は敗者となった。本ブログの記事は、次の記事から引用しています。
勝ち組は、アルファベット(グーグル)
先週、1-3月の四半期決算報告が多くの米企業から行われました。その中で最も高評価を得ているのがグーグルの親会社「アルファベット」に他なりません。トピックスを取り上げてみますと、次のとおりです。- 同社の株価急上昇は、AIサービスに対する企業需要により、同社の成長が予想以上に加速したためである。
- 投資家は、巷の「AIへの支出」そのものを評価せず、「AIの成果」のみを評価するようになったからである。
- 同社のクラウド売上高が前年同期比63%増の200億ドル(約3.12兆円)へ急伸、受注残がほぼ倍増となって4600億ドル(約71.76兆円)を超えたこと。
- 更に重要なことは、同社が他の3社(アマゾン、マイクロソフト、メタ)と比べて、AI投資額の早期回収を示したからである。
- 市場アナリストは、グーグルがより多くの「AIチップを確保」できれば、「一段と成長できるとの前提」で目標株価を次々と引き上げた。
- Pivotal Researchは、グーグルの目標株価を「ウォール街最高水準」の470ドルに引き上げた。
- バンク・オブ・アメリカのジャスティン・ポストは、グーグルを同社の「最有力推奨銘柄」に推挙した。
アマゾンも快調に飛ばしてはいるが...
アマゾンは、予想を上回る成長を成し遂げているにもかかわらず、設備投資額の増加でフリーキャッシュフローが急減し、投資家の反応は鈍くなって株価が下落、そして上昇etc。上下変動しています。売り上げ、収益が大きく伸びる
アマゾンの総売上高、AWS収益、広告売上高はいずれも急速に伸びた。Eコマース大手の総売上高1815億ドル(約28.31兆円)は、コンセンサスの1773億ドル(約27.66兆円)を42億ドル(約6552億円)上回った。さらに、AWSは前年同期比28%増の376億ドル(約5.87兆円)となり、15四半期連続で最速の伸びを記録した。AWSの売上高受注残は、2025年第4四半期から49%増加し、2026年第1四半期に3640億ドル(約56.78兆円)となった。アマゾン、広告費の伸び加速...
同社の広告売上高は前年同期比24%増の172億ドル(約2.68兆円)となり、過去12カ月ベースで700億ドル(約10.92兆円)のランレートを上回るペースとなった。フリーキャッシュフロー急減...
アマゾンの通年の設備投資予算は約2000億ドル(約31.2兆円)に向かっており前年の1310億ドル(約20.44兆円)を53%程上回る。また、過去12カ月のフリーキャッシュフローは、2025年第1四半期の259億ドル(約4.04兆円)から12億ドル(約1872億円)へと95%減少した。拠り所は「クラウドの伸び」...
強気シナリオは、設備投資増に続くクラウド受注残の増加が確認できることにかかっている。UBSアナリストによれば、AWSは2026年に38%成長を達成できる可能性がある。これは市場コンセンサスを12ポイント上回り、目標株価304ドルを示唆するという。2027年の営業利益見通しは、コンセンサスを39%上回っている。(Forbes JAPAN)
マイクロソフト、予想超えの業績も投資額の増加で帳消し...
マイクロソフトは売上高が予想を上回り、設備投資見通しも予想を上回ったが、後者は好意的に受け止められなかった。行き着く先は、支出増のカバーリング...
マイクロソフトの総売上高、AI、Azureの売上高は予想を上回った。
総売上高は前年同期比18%増の829億ドル(約12.93兆円)となり、予想の814億ドル(約12.7兆円)を上回った(予想比15億ドル[約2340億円]高)。株価は右方下りに傾斜する
Azureの売上高成長率は40%に上昇し、マイクロソフトのAI事業の年間売上高ランレートは前年同期比123%増の370億ドル(約5.77兆円)へ急拡大した。
しかし、株価は一方的に下落した。設備投資額の急増に、投資家の焦点があてられた可能性が高い。MSFT株は株価的に割安状態...
12カ月目標株価を提示するウォール街アナリスト30人によれば、マイクロソフト株は割安である。より具体的には、平均目標株価553.52ドルに到達するには、株価は約31%上昇する必要がある。(Forbes JAPAN)
メタ、決算良好も支出額がネガティブ
マイクロソフト同様、メタは予想を上回る収益成長を達成した。しかし投資家は、設備投資の増加やその他のネガティブな要因に焦点を当てた。広告の伸びは順調に推移...
メタの好材料は、成長率の加速と、コンセンサスを上回る利益だった。総売上高は前年同期比33%増の563億ドル(約8.78兆円)。広告インプレッションは19%増となり、AIを活用したターゲティングが平均広告価格を12%押し上げた。さらに、フェイスブックの親会社である同社の調整後1株当たり利益は7.31ドルとなり、予想の6.79ドルを52セント上回った。投資家の目線は、設備投資にあり
同社の設備投資見通しは100億ドル(約1.56兆円)引き上げられ、1350億ドル(約21.06兆円)となった模様...。強気のアナリスト達...
投資ファンドが好む銘柄でもあるメタ株。ウォール街アナリスト36人の同社平均目標株価は832.37ドルである。ここへ到達するには、現株価から24.4%の上昇が求められる。(Forbes JAPAN)
4社のハイパースケーラーがAIへの設備投資をいっそう拡大する中で、投資家は、巨額の設備投資と並行してクラウドサービス売上高で予想を上回る成長を生み出す企業を評価し、成長の十分な裏付けを示せない企業に厳しい評価を下している。だから、アルファベットへ行き着く...
クラウド成長率63%というクラス最高水準、AI投資のリターンの実証、4社の中で最も低いバリュエーション、そして4600億ドル(約71.76兆円)の受注残を備えるアルファベットは、引き続き先頭を走る存在に見えるのです。(Forbes JAPAN)
編集後記
先月の29日、圧巻の四半期決算報告日でした。アップルが1日ズレましたが、ハイパースケーラー5社が一気呵成に報道に向かって自社決算を淡々と述べるさまは、不祥事続きの日本企業と異なり「信頼感に溢れている」感じを受けたのです。168円台/ドルの時代を懐かしむ
昭和時代、ロサンゼルス・ハワイへ新婚旅行に出向いた際の「ドル・円のTTS値」は『円高の168円台/ドル』でした。トラベラーズチェック全盛でしたが、300ドルは紙幣で所持するように、アドバイスを受けた記憶が残っています。そう、あれから40年が経過している...。株への投資
本命に札を張る(賭ける)とリターンが少ないも...。株式を長期に亘って持ち続けられるのは、その企業への愛着心が必要です。好きな経営者・業態・経営姿勢、更に適正な株価で判断するのがいいかもしれません。

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