マグニフィセント7、決算発表が迫り来る...
いよいよ、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる巨大ハイテク企業7社 ― アルファベット、アマゾン・ドット・コム、アップル、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ ― の決算発表がやって来ます。今週では、マイクロソフトとメタ、テスラが1月28日、アップルが同29日の予定です。 法人や個人を問わず投資家達は、この3年間というもの、人工知能(AI)関連のニッチな銘柄に注目することで多額の利益を上げてきています。今週に発表される「世界有数のテクノロジー企業(マグニフィセント7)」の決算は、こうした戦略をこれから『2026年も継続すべきか否かどうか』の判断材料となるのです。
巷では、『マグニフィセント7銘柄には、以前ほどの勢いがなくなっている...』と紙上で煽り、虎の子マネーを掠め取る【不埒な輩】が蠢いていますから要注意です。この世界、儲け話を簡単に他人へ渡したりはしませんから...。
以下、ブルムバーグ紙の記事を引用します。
過去3年間、株式市場を牽引する
この「牽引」してきた流れが一時停止・反転したきたとみる市場関係者、データ分析者が多数現われています。この理由としては、次の2点が挙げられています。- これらの企業がAI開発に多額を投じている。
- その投資がいつ収益化されるのかに投資家が懐疑的になっている。
マグニフィセント7は、以前ほどの勢いがない?
巷では、『マグニフィセント7銘柄には、以前ほどの勢いがなくなっている...』と紙上で煽り、虎の子マネーを掠め取る【不埒な輩】が蠢いていますから要注意です。この世界、儲け話を簡単に他人へ渡したりはしませんから...。
指数は、10/29に最高値を記録するが...
これら7社で構成される指数は、2025年10月29日に過去最高値で引けています。その後、7社中5社の株価が下落するなど、「S&P500種株価指数」のパフォーマンスを下回っている状況。 但し、AIの注目度がアップしているアルファベット株はその間に約20%上昇、既存のAWSが好調なアマゾン株もプラス圏にあります。
以下、ブルムバーグ紙の記事を引用します。
成果迫られる巨額AI投資
投資家は現在、大手テックによる巨額支出の恩恵を受ける銘柄に資金を振り向けている。メモリーおよびストレージメーカーのサンディスクは、マグニフィセント・セブン指数が最高値を付けた後に一時130%超上昇した。マイクロン・テクノロジーは76%、ウエスタンデジタルは67%上昇。電力会社や発電機メーカーの株価も上げており、経済成長の加速期待や割安なバリュエーションの魅力から素材関連銘柄も好調だ。
「今やテック株は『結果を見せてくれ』という段階に来ている」と、2兆3000億ドル(約354兆円)を運用するウェルズ・ファーゴのウェルスマネジメント部門のダレル・クロンク最高投資責任者(CIO)は語る。「大手テックが成果を出し続ければ、資金は再びテックに流れ込むだろう」という。
今週はマイクロソフトとメタ、テスラが28日に決算発表し、アップルは29日に控える。マグニフィセント・セブン銘柄の中で昨年のパフォーマンスが首位だったアルファベットは2月4日、2位のエヌビディアは2月25日、アマゾンは2月5日に予定する。
これらの企業決算は、クラウドコンピューティングや電子機器、ソフトウエア、デジタル広告など、さまざまな業種の健全性を示す手がかりとなる。ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによれば、このグループは第4四半期に20%の利益成長が見込まれるが、これは23年の早い時期以降で最も低い伸びだ。そのため、巨額の設備投資がより大きな成果として表れ始めていることを示す必要がある。
「1-2%程度の上振れでは評価されず、設備投資を続けることが許容される時代は終わった」と、5800億ドルの資産を運用するウェルスパイアのマネジングディレクター兼チーフマーケットストラテジストのクリス・マクシー氏は言う。「今は、成長加速を示し、明確に目標を上回る必要がある」と続けた。成果なければ市場の「制裁」も
AIの成長が最も顕著に表れるのは、マイクロソフトの「アジュール(Azure)」のようなクラウド事業だ。企業顧客がAIモデルのトレーニングやサービス運用のためにコンピューティングパワーを求めており、需要は急増している。アジュールの売上高は7-9月(第1四半期)に39%増加し、需要が供給を上回る状態が続いた。アナリストらは、第2四半期におけるアジュールの成長率を36%と予想する。ただし、コンピューティング能力の拡張にはコストがかかる。マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタの4社は26年、設備投資に総額約4750億ドルを費やすと予想されており、24年の2300億ドルから大幅増加する。こうした状況の中で、投資家はそのリターンを見極めようとしている。
市場による「制裁」が昨年、表面化したことがある。メタは10月29日、翌年の総経費が大幅増加するとの見通しを示した。一方で、それがどのように利益につながるのか具体的な説明がなかったため、翌日、同社株は11%下落した。同社株は現在も8月高値から17%安い水準にある。投資家がテック大手への投資を避けようとしても、それは非常に難しい。なぜなら、S&P500指数に占める比重が圧倒的に大きいためだ。また、マグニフィセント・セブン指数の株価収益率は、向こう1年間の利益予想に基づくと28倍と、過去10年間の平均とほぼ一致しており、歴史的に見れば割高ではない。
投資家はこれら銘柄が停滞状態から脱するのを待ち望んでいる。そのためにも各社がなるべく早い時期に成長を示さなければならない。
「今期がその答えを出さなければならない四半期とは限らない」と、ウェルズ・ファーゴのクロンク氏は話す。「だが、市場はこの決算シーズンを重要な進捗(しんちょく)の節目として見るだろう」と指摘した。(ブルムバーグ)
編集後記
酢の蒟蒻と議論を戦わせても、「マグニフィセント・セブン」は腐っても鯛ですから、米株への指数投資を行う際にも「必ず買い」に加えるシロモノです。 彼の企業へ売り上げ・利益が偏って流れ込むように、世界の社会資本が形作られてしまっていますから、乗っかかるのが正解。「あと何年?」ではなくて、「これからもずっと...」と割り切るべきです。無理やり脇道へ逸れても迷うだけです。
