マイクロソフト、10-12月期決算(第2四半期)を発表

 GAFAM銘柄の先陣を切ってイクロソフト<MSFT>は、NY株式市場の引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表しました。しかし、時間外で株価が下落...。1株利益、売上高とも予想を上回まわり、クラウド売上高は四半期で500億ドルを突破しています。兎に角、市場関係者たちは、贅沢ねだりが強いのです💑。

マイクロソフト、10-12月期決算(第2四半期)を発表...

契約済み受注残、2倍超に拡大するも...

 商業向け残存履行義務(契約済み受注残、RPO)は6250億ドルに拡大(2倍超)しています。
 これはクラウド事業で競合するオラクルが昨年12月に発表した5230億ドルを上回る数値ですが、約45%はオープンAIからの契約によるものなので、改めて同社への依存を浮き彫りにしています。将来のキャンセルは「あり」ですから...。

時間外で株価が下落...

 株価は時間外で冴えない反応を示しています。アジュール部門が38%増と予想範囲内に留まったほか、クラウド部門の粗利益率は67%と前年から低下しています。
 そして、資本支出額が過去最高に達し、AI投資の成果が出るまで想定よりも時間がかかるとの懸念が広がっている模様。資本支出は375億ドルと予想を上回った。

メモリのコスト上昇が懸念...

 エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は、設備投資は第2・四半期より若干減少すると述べたが、メモリーチップのコスト上昇がクラウドコンピューティング事業の利益率に重しとなると見通した。

オープンAIの動向に左右される...

 同社は、オープンAIとの戦略的提携を追い風にクラウド事業を急成長させているが、データセンターへの巨額投資を進める一方で、需要に見合う計算能力を十分なスピードで立ち上げられていない点が引き続き課題となっている。

自社製ではない点が...

 ガベリ・ファンドのアナリスト牧野竜太氏は、マイクロソフトの株価を巡るセンチメントはオープンAIに大きく左右されており、チャットGPTとジェミニの比較に関しては、現時点でマイクロソフトにコントロールできることはないとの見方を示した。

巷の懸念事項

 人工知能(AI)向け投資の成果が出るまで想定より時間がかかるとの懸念が投資家の間で広がり、同社株は時間外取引で約7%下落した。
「投資家が懸念している主な問題の一つは、設備投資が予想を上回るペースで増えている一方、Azureの成長が想定をわずかに下回っていることだ」との声が強い。

マイクロソフト社、(2026年10-12月・第2四半期)

(10-12月・第2四半期)

・1株利益(調整後):4.14ドル(予想:3.92ドル)
・売上高:812.7億ドル 15%増(予想:803.1億ドル)
  マイクロソフト・クラウド:515.0億ドル
  インテリジェント・クラウド:329.1億ドル(予想:323.9億ドル)
   Azure・その他クラウド:38%増(予想:38%増)
  生産性・ビジネスプロセス:341.2億ドル(予想:334.5億ドル)
  パーソナル・コンピューティング:142.5億ドル(予想:143.3億ドル)
・営業利益:382.8億ドル(予想:365.5億ドル)
・資本支出(リース資産含む):375.0億ドル(予想:362.6億ドル)

編集後記

 一言で申し上げると、市場評価はマイクロソフト株に対して「厳し過ぎる」との感じを抱いています。株価が500ドル未満で、個人宅や企業内PCでの基幹OSを抑えている企業ですから、近未来に亘って確実に利益を出すことができるのにも拘わらずです。ファイザー社と同じく、昔から「嫌われている企業」故のシロモノですね。

衆議院議員選挙2026の動向

 衆院選(2月8日投開票)で自民党が単独過半数を確保する可能性が、報道各社の序盤調査で示された。(ブルムバーグ) 日本経済新聞社は2月8日投開票の衆院選について調査し、序盤情勢を探った。公示直後の段階では自民党が選挙前の198議席から伸ばし、定数465の過半数にあたる233議席を上回る勢いだ。
 立憲民主党と公明党が結成した「中道改革連合」は公示前の167議席から減らす可能性がある。全国で27、28両日に電話とインターネットで調査した上で、取材を加味して情勢を分析した。(日経新聞社)