私が「日本株」へ参入しない理由(重ねて...)
このブログでは数多述べていますが、日経平均株価が5万円を超えて来たので、『私が「日本株」へ参入しない理由...』に関して、ここいらで一度纏めておきます。繰り返しになりますが、暫くご容赦ください。
- 日本株では、買値指定取引(指値取引)が、単位株(100株を取引単位としている)でしか行えないこと。
東京海上を例にすると...
具体的には、東京海上株を購入したい場合、同社株は12/12終値が5,765.00円/株でしたから、取引手数料が無料であっても、@5765×100株=576,500円が必要になります。一介のサラリーマンが不慣れな株取引に「50万円を超える余剰資金」を、おいそれと簡単に用意することなどできません。追加購入に大きな壁が...
よしんば、清水の舞台から飛び降りる覚悟で「ボーナス資金を投下」したとしても、後日、同社株が5000円/株に値下がりして、勢い余って「追加購入したい時」には、更に@5000×100株=500,000円の資金を必要とします。計200株、たった2回の取り引きにも拘わらず、1,076,500円の虎の子資金が貴方の手元から消えて、証券市場へ出払ってしまったのです。
米国株の取引システムなら...
仮定の話ですが、これが米国の取引システムであれば、「お試し購入」として@5765×1株=5765円。追加購入@5000×1株=5000円の計10,765円です。余力の財力が98株分残っていますから、株価が値下がったとしても『余裕をもって買い下がり購入』を進められます。
資産形成は保有株を増やすこと...
資産を形成するには保有する株式を極力増加させることなので、100株からしか取り引きができない日本株は『全くもって不都合なシステム』なのです。何故なら、米国株ならば「指値(希望する買値)」で、毎日1株ずつ買い続けることも出来るからです。楽しいじゃないですか😋
視線は、証券会社の経営と株式発行企業へ...
詰まる所、政府が音頭を取って大旗・大漁旗を振りまわしても、個人投資家など弱小の投資家は視線の外にあって、証券市場の中心地・視点の先は「証券会社と株式発行企業」であることを、まさに証明しているか如くです。
売却取引も100株単位となる...
もちろん、買いだけではなく売りの際も100株が1単位ですから、得をするより「損をする確率が高い」のです。何故なら、証券市場では「高速コンピュータ取り引きが主体」となっているので、プロ集団の取り引きはアルゴリズムに支配されたコンピュータが行っています。
プロは、超高速コンピュータ取引で市場を支配....
極論すると、貴方が売却したい指値より高い値段で取り引きが成立するように、コンマ以下の早さで証券市場へ売却データを送信して成約させます。買いの場合も同様、購入データを貴方の買値より低い値段で成約するようにコンピュータを動かしています。全てコンマ以下の動作なので個人投資家には判別不能です。
むろん対抗意識はありませんが、高額取引となる100株では後悔しても後の祭りです。よしんば、後悔するのなら100株よりは低額取引の1株の方が、ある面で納得できます。言いたいことは、それだけです...。
編集後記
何事にも【相性】というものがあります。私は日本株取引の年単位で、利益が出たこと・出したことがありません。
15年以上も証券取引に係わっていますが、もう既に「日本株は不向き」のレッテルを自分自身で大きく面前に張って防御しています。
米国株取引で豪邸を手に入れる...
配当利回りも良いので、手短な日本株に興味はあります。しかし7年ほど前、今回述べたような【100株の取引単位】が大きな支障となっていることを悟ったのです。以降、ドル換算の米国株へ参入しました。
1株単位の米国株投資では、初年度から投資額の2倍以上の利益を上げました。以降もコンスタントに利益・配当金受領を積み上げ、2年半前には「高級住宅街の豪邸をキャッシュで購入」しました。そして、今でも米国株取引を延々と続けて、結構な利益を上げているのはご覧のとおりです。
相性の良い投資を心掛けること...
端的に日米の違いと云えば、データ分析法と投資家気質を除くと「1株対100株の取引単位」しかあり得ません。私にとって、ここが核心であることが判明したのです😅


