2025/12/12(金) 詳細 853,990ドル・132,852,639円、損益額 34,009,762円、155.567円/$
ブルムバーグの米株記事が最適と判断して、全文を次に引用します。なお、これらを要約すると、次のとおりです。
- オラクル株価は約11%急落し1月以来の大幅安。AI関連の大型株に対する警戒感は根強く、マグニフィセント7に関する指数も下げた。
- ハイテク株主導の中、長らく出遅れていたダウ工業株30種平均と小型株中心のラッセル2000指数も、そろって最高値を更新した。
- S&P500種株価指数/ 6901.00/ 14.32/ 0.21%
- ダウ工業株30種平均/ 48704.01/ 646.26/ 1.34%
- ナスダック総合指数/ 23593.86/ -60.29/ -0.25%
ナスダック総合、一人負け
S&P500種は0.2%高で終了。ハイテク株主導の強気相場が続く中、長らく出遅れていたダウ工業株30種平均と小型株中心のラッセル2000指数も、そろって最高値を更新した。
一時1.6%安だったナスダック100指数も下げを縮小。だが、AI投資ブームの先行きを占う先行指標とされるオラクルの決算が失望を誘う内容となったことで、地合いは改善していない。引け後のブロードコムの決算も意識された。
一時1.6%安だったナスダック100指数も下げを縮小。だが、AI投資ブームの先行きを占う先行指標とされるオラクルの決算が失望を誘う内容となったことで、地合いは改善していない。引け後のブロードコムの決算も意識された。
オラクル株へ峻烈な売り…
オラクルの株価は約11%急落し、1月以来の大幅安。前日発表した決算は、クラウド売上高が予想を下回ったほか、2026年の設備投資見通しを150億ドル増の500億ドルに引き上げたことが嫌気された。
AI関連の大型株に対する警戒感は根強く、エヌビディアは約1.5%下落。ハイテク7社「マグニフィセント7」に関する指数も下げた。
マグニフィセント7も連れ安
オラクルの決算を受けてハイテク株のバリュエーションや、AIインフラへの巨額投資が本当に収益押し上げにつながるのかといった懸念が再燃した。今年のS&P500種の力強い値上がりをけん引してきたのはハイテク株だが、米経済の見通しが底堅い中で、AI投資への警戒から他分野に資金を移す動きも出ている。
AI関連投資に神経過敏症…
パンミュール・リベラムのストラテジスト、スザナ・クルス氏は「市場はAI関連投資にかなり神経質になっており、投資拡大の兆しが熱狂を巻き起こしていた2025年半ばとは対照的だ」と述べた。また「オラクルはこの流れの中で最も脆弱(ぜいじゃく)な存在となっている。投資の大部分を借り入れで賄っているためだ」と語った。
オラクルは前日の引け後に決算を発表。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定とパウエル議長の楽観的な経済見通しが追い風となり、S&P500種は最高値に接近して終えていた。
オラクルは前日の引け後に決算を発表。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ決定とパウエル議長の楽観的な経済見通しが追い風となり、S&P500種は最高値に接近して終えていた。
FRB、追加利下げに含み...
0.25ポイントの利下げ決定に対しては3人の反対票が出たが、FRB当局者が来年以降の追加緩和に含みを残したことで安心感が広がった。FRBの新たな金利見通しでは来年の利下げ予想は1回にとどまるが、市場は引き続き2回の利下げを織り込んでいる。
カイロス・パートナーズのポートフォリオマネジャー、アルベルト・トッキオ氏は「オラクルの影響はFRBより大きかった。これはAIという単一のテーマに極度に集中していること、それが市場を主導している現状を如実に物語っている」と指摘。その上で「だからといってAIが終わった、あるいはバブルだという意味ではない。ただ、より広い視野で見る必要がある」と語った。
パウエル議長は、雇用市場を安定させるために十分な措置を講じる一方、物価圧力を引き続き抑制するだけの高い水準に金利を維持しているとの見方を示した。FRB当局者の経済見通しでは、2026年の成長率見通し(中央値)を9月時点の1.8%から2.3%へ上方修正する一方、来年のインフレ率については前回予想の2.6%から2.4%に鈍化すると見込んでいる。
ロンバー・オディエ・インベストメント・マネジャーズのマクロ責任者、フロリアン・イエルポ氏は、「FRBによる『タカ派的だが強気な』利下げが、2026年に成長は力強さを増し、より速いペースでインフレが鈍化するとの見方を後押しした」と話す。その上で「利下げは続くが、もはや自動的ではない。これは通常、株式にとって望ましい環境だ」と語った。(ブルムバーグ)
編集後記
タバコ株(アルトリア グループ、MO)を69株、原油株(ペトロレオ ブラジレイロ ADR、PBR)を52株、共に追加購入しています。 資金は、医薬品株(ノボノルディスク ADR、NVO)の利確売却によるものです。年末なので、次年度に向けて株式の保有比率を変更するなど、ポートフォリオを調整中です。


