アマゾン河口の油田開発、錚々たるメンバーが参画...
ブラジルのアマゾン河口の原油採掘に関して、 ロイター電では次の記事を配信しています。
ブラジル北部にあるアマゾン川河口付近の沖合のフォス・ド・アマゾナス海底盆地での油田開発の競売が17日に実施され、米石油大手のエクソンモービルとブラジルのペトロブラスが参加する2つのコンソーシアムが計10鉱区の権益、米シェブロンが主導して中国石油天然気集団公司(CNPC)も参加するコンソーシアムは9鉱区の権益をそれぞれ獲得した。
2025年6月17日、ブラジルで実施されたフォス・ド・アマゾナス海底盆地での油田開発権競売は、世界のエネルギー業界に衝撃を与えた。この競売により、エクソンモービル、シェブロン、ペトロブラス、中国石油天然気集団(CNPC)という世界最高水準の技術力を持つ企業連合が、総額8億4,400万レアル(約1億5,400万ドル)で19鉱区の開発権を取得した。
推定埋蔵量140億バレルという史上最大級の規模を誇るこのプロジェクトは、単なる資源開発を超えた歴史的意義を持つ。ブラジルが既存のサントス海域・カンポス海域のプレソルト開発から、未開拓の赤道マージンへと探鉱戦略の軸足を移す転換点を象徴している。
ブラジル石油公社は、海底油田専科の企業です。つまり、ブラジルは内陸部での採掘ではなく、海底での油田をメインにした原油採掘体制であったところ、今回、アマゾン川河口で原油採掘を認めることにしたとの報道です。フル稼働まで大分と掛かりそうです。なお、残念ながら日本企業のプロジェクト参加はありません( ´ ▽ ` )
売却先は、ブラジル国営ペトロブラスと米石油大手エクソンモービルの企業連合と、米石油大手シェブロンと中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)の連合。採掘権は計1億5300万ドル(約220億円)で売却された。
今回落札された19区画の鉱区は、入札にかけられた全172区画のうちの一部で、そのほとんどは沖合にある。

