2025/06/21(土) 詳細 673,934ドル・98,464,390円 146.104円/$
米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合指数が下落して取引を終えました。投資家がイランとイスラエルの紛争への米介入を巡り神経質になっていることから、取引は大半にわたって不安定でした。Myポートフォリオでは、引き続きRIO株を44株を追加購入、急落したアルファベット株にも買いを入れて15株を買い入れました。これら2銘柄は、私のお気に入りですから(笑)...。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は「投資家は、このような状況では、特に週末を前にして株を買うことに少々不安を感じている」と述べた。
- 今週はダウがほとんど変わらず、S&P500は0.2%下落、ナスダックは0.2%上昇しました。
- 今日のハイテク関連の大型株は、S&P500とナスダックで最も下落したセクターの一つでした。
- 米取引所の合算出来高は209億1000万株。過去20営業日の平均は180億6000万株でした。
- ドル/円の為替動向は、146円台へ下落するなど「ドル高」が生じています。
米国株のトリプルウィッチング
何のことやらサッパリですが、6月20日は「三つのデリバティブ(金融派生商品)満期日が集中するトリプルウィッチング」の日であるとのことです。投資家や投機家は、レバレッジを掛けて一発当てを狙う者達や、保有する銘柄の価値保存を少しでも堅持したい者達が「オプション取引」を購入や売却して、株式の価格変動に備えたりしています。通過すると、以降に株価変動が増大することあり...
この満期日が集中するのが、毎四半期の最終月の第3金曜日にあたるのです。この日(6/20)の取引が急増するのではなく、この日(6/20)以降、オプション取引の重石が軽くなることで、株価が翌週以降の急変動につながる可能性が囁かれています。
元本総額は、何と6兆5千億ドル(約945兆円)?
シティの試算 : 20日に期限を迎えるデリバティブの想定元本は、株価指数オプション4兆2000億ドル、米上場投資信託(ETF)オプション7080億ドル、個別株オプション8190億ドルなどを含めて計5兆8000億ドル。推計では、株価指数先物オプションも含めると、およそ6兆5000億ドルに上ると云われています。
結局のところ、動き過ぎて「収支がトントン」で終わる...
こんな途方もない金額が、デリバティブ(金融市場から派生した商品の総称)として相対取引で組成され、金融市場内外で投機マネーがゴソゴソと蠢いています。どちらに転んでも損をしない「デデリバティブを目指したつもり」でも、終わってみれば「手数料支払いの分だけ損」となるのが実情です。
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