米国株式を売却主導しているのは『欧州投資家』とのこと...

 報道によると、データ集計的に「3月初め以降、外国人投資家は米国株を630億ドル(約9兆円)相当売却した」とのことであった。日本株だけではなく、米国株も『外人による売買』が株式市場に影響を与えるものだ、と驚いています。

 米ゴールドマン・サックスのストラテジストの推計によると、資金フローに関するデータから読み取れるのは、『この売却を主導しているのが欧州の投資家であり、他の地域(欧州投資家以外)では米国株を引き続き買い越している』ことが示唆されるという。

米国株式を売却主導しているのは『欧州投資家』とのこと...

2025年初頭、外国人の米株保有比率が過去最高の18%...

 ダニエル・チャベス氏率いるポートフォリオ戦略チームは、「この動きは、株式バリュエーションに重大なリスクをもたらす。外国人投資家は、2025年初めの時点で米国株の保有比率が過去最高の18%に達していたためだ」と分析した。

 同チームは、1980年以降に外国人投資家による大規模な売りが10回発生していることを指摘。それらの局面では、平均で米国株の時価総額全体の0.6%が売却されており、現在の規模に換算すると約3000億ドルに相当するという。

 外国人投資家による直近の売りについては、「過去数十年の平均より期間が短く、浅い」と分析。過去のデータを見ると、外国人投資家の売りにもかかわらず、米国株は10回のうち7回で上昇していると指摘した。

2025年初頭、外国人の米株保有比率が過去最高の18%...

現状、ダウ平均値は4万ドルを下回ったまま...

売却資金の移動先、注視が必要ではあるが...

 このような「逃げ足の速い投下資金」は、どこの株式市場にも入り込んでいます。殊更、騒ぎ立てるものではありません。株価が下がれば、即刻、買い増しを行いたい諸先輩方もいるので、ギブアンドテイク的な関係です。決して、「奈落の底に入り込む」訳ではありません。

依然、ダウ平均値は4万ドルを下回ったまま...

 今日は週末金曜日、ダウ平均値の終値が4万ドルを超えるか否かに注視しているところです。GAFAM株への真水の資金投下が行われるのか、しばらくソッポを向かれるのか、気になるところです。なお、今、個人的には「GAFAMへの継続的投資を控えて」います。

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