過去の株式市場の変調時を振り返って...
2008年、リーマンショックが発生...
米国株式市場(ニューヨーク株式市場)では、時に変調を来たすこともあって、株式が一斉に売られて平均株価が大きく下落することがあります。古くは、2008年に発生した「リーマンショック」です。投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが2008年9月15日に経営破綻し、そこから連鎖的に世界金融危機が発生したのです。
元記事 : コロナショックで株価が大変動、今後の相場の見通しは?株式投資開始のチャンス説は本当? | みんかぶ (みんなの株式)
誰もが、株価の復調と上昇を望んだ「あの日」...
NYダウは9月12日終値1万1421ドルから翌年3月6日の安値6469ドルまで、40%以上の暴落となっています。この暴落後の株価上昇は劇的なものでした。NYダウは先ほど底値として挙げた2009年3月6日を境に上昇に転じ、この新型コロナ暴落が始まる直前、2020年2月12日につけた現時点の史上最高値2万9568ドルまで、およそ11年にわたる強気相場が続きました。
2020年、新型コロナショックが起こる...
2020年2月以降、「新型コロナショック」と命名される株が下落が発生しました。原因は、一言で申し上げると、未知のウィルス被害がどこまで拡大するのか?「誰もが不明、かつ不安」になって「一目散に逃げたい衝動にかられた」からです。
追い詰められた「鼠」の行動と同様です。なお、このようにコメントできるのは、過ぎ去った事後だからで、当時、渦中にいた者からすると、未知のウィルス拡散で【世界人口が激減する可能性まで示唆されていた】のですから...。
米国株式指数S&P500の推移(赤線はコロナショック前の高値)
とにかく、株価回復がメチャ早かった...
2020年の株価急落は、例えばアメリカではS&P500で1カ月強のうちに30%を超える下落率となるなど、大幅な垂直落としを記録しています。特に、超短期間のうちに大幅な落となったことが新型コロナショックの特徴です。
米国市場では3月後半に株式市場の底値を迎え、そこから一気呵成、株価回復に向かったのでした。S&P500を例にとると、底値から約5カ月後の8月、新型コロナショック前の高値を回復したのです。
(第43回江戸川乱歩賞受賞作品)
映画のワンショット : 破線のマリス - Wikipedia
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