ホンダ株、時間外取引(PTS)で一時1487円の爆上げ...
19時に何気なくホンダ株の現状株価(時間外、PTS)を確認すると、1470円/株となっていました。本日の終値が1276.5円なので、一瞬「何故、下がっているの?」との疑問が...。しかし、よくよく見ると「爆上げ」になっています。
ホンダ、発行済み株の23.7%・1.1兆円上限に自社株買い
辛抱強く、底辺を這うような株価に耐えた投資家に報いるホンダの英断です。「資金は潤沢にある」を強く市場へPRしているのです。
ホンダ<7267.T>は23日、発行済み株式の23.7%に当たる11億株・1兆1000億円を上限とする自社株買いを決議したと発表した。日産自動車 <7201.T>との統合協議に入り、機動的な株主還元が制約されることから、1兆円を超える自己株を一括で取得することを決めた。
取得期間は、2025年1月6日から同12月23日まで。11月6日に決定した分の自社株買い(発行済み株式の1.5%・1000億円上限)は中止する。三部敏宏社長は日産との共同会見で、「課題としていた過去から積み上がった自己資本の適正化」と説明。「財務基盤の強さは十分あるし、稼ぎの源泉であるハイブリッド車や二輪車の仕込みも完了しており、これでも十分やっていけるという自信の表れと受け取ってほしい」と述べた。
ホンダと日産、経営統合へ協議を開始
[東京 23日 ロイター] - ホンダ<7267.T>と日産自動車<7201.T>は23日、経営統合に向け協議・検討を開始することで合意したと発表した。2026年8月に共同持ち株会社を設立し、両社が完全子会社となる。日産が筆頭株主の三菱自動車工業<7211.T>も、持ち株会社への参画を検討する。
26年8月に持ち株会社上場
ホンダと日産は持ち株会社への株式移転比率を算定するなどし、25年6月に最終合意することを目指す。持ち株会社は26年8月の設立時に東証プライム市場へ上場することを想定している。ホンダと日産は上場廃止となる。
ホンダの三部敏宏社長は会見で「経営統合後、速やかに相乗効果を発揮する」と語った。売上高30兆円、営業利益3兆円超を目指すとした。
持ち株会社の取締役は社内・社外ともホンダが過半数を指名。経営トップはその中から選出する。
三部社長は各社のブランドは存続させる方向で検討する考えを示し、日産とホンダが自立した会社でなければ経営統合は成就しないと述べた。今回の統合計画はホンダによる日産の救済ではない、と強調した。
三菱自動車、持ち株会社への参画か?
三菱自動車は持ち株会社への参画について、25年1月末をめどに検討結果を出す予定。三部社長は1月末の時点で可能性が見えてくるとして、統合に関しても何らかの判断をしたいと語った。
日産の内田誠社長は経営統合に関して、どちらが上でも下でもなく、信頼関係を構築することが重要との認識を示し、自らの経営責任については(日産の)ターンアラウンド計画にコミットし、利益を出すことが使命だと語った。
日産・ホンダ統合「成功するとは思えず」相互補完性ない
[東京 23日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>元会長のカルロス・ゴーン氏は23日、日産とホンダ<7267.T>が目指しているとみられる統合が成功するか疑問を投げかけ、日産の計画は「意味をなさない」と述べた。
「ゴーン氏=犯罪者」が何をほざく!
両社は経営統合を視野に入れた関係強化の協議に関し、23日に発表する見通し。 ゴーン氏は、滞在先のレバノンからのリモート会見で、両社には「産業的な観点で、いたるところに重複がある」と述べ、合併には相互補完性が必要だが、ホンダと日産の間にはそれがないと指摘した。「もしこの合併が行われれば、個人的には成功するとは思えない」と語った。
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