ナスダックとS&P500種、共に過去最高額を更新...
27日開催のジャクソンホール会議(WEB会議)を控えて、株価見込みと株式売買の一進一退が続いていますが、新型コロナウイルスのワクチンの普及や、大型の財政支出による景気拡大を期待した買いが次第に優勢になってきました。米債券市場で長期金利が上昇へ向けた動きとなったことから、利益増加が見込める金融株の上昇、成長率鈍化の懸念でハイテク株の下落を交えながらも景気敏感株の底堅さがあり、株価が下がればすかさず買いが入る展開となりました。
この結果、4日続伸のダウ平均、5日続伸のナスダックは過去最高値を更新、4日続伸のS&P500種も過去最高値を更新して終了しました。何のことはありません。原油高と債券安を伴い、株価の上昇指向は不変でした。
- ダウ平均は、前日比39.24ドル(0.11%)高の3万5405.50ドル。
- ナスダックは、前日比22.06(0.15%)高の1万5041.86。
- S&P500種は、前日比9.96(0.22%)高の4496.19。
- 米国債10年利回りは、前日比0.059(4.58%)高の1.349%。8/26 06:25現在
- WTI原油先物は、前日比0.49ドル(0.73%)高の68.03ドル。8/26 06:25現在
BCAリサーチの米株式チーフストラテジスト、アイリーン・タンケル氏は、「もう弱気派はあまりいない」と話す。先週のような下振れは「どんどん浅くなっている」と指摘し、「押し目で買いを入れるメンタリティーは非常に強い」と述べた。(ブルムバーグ 2021年8月26日 6:18 JST)
ポートフォリオ時価等
株式評価総額は過去最高額を4千ドル余り更新する934,343.15ドル(円貨換算額 102,768,403円)、株式評価損益額は前週末から16,020.02ドル増の過去最高額となる167,159.14ドル(円貨換算額 18,385,834円)とドル貨及び円貨共に上昇傾向が継続しています。牽引はテクノロジー銘柄全般(アップル株とマイクロソフト株は下落)で、幅広い銘柄が買い選考されている様相です。なお、ポートフォリオ内ETF構成比率は90.16%、個別銘柄の株価上昇が強く現れて、前日比変わらずでした。
本日の取り引き
アクティブ系ETFで最も期待している一つの「BOTZ グローバルX ロボット&AI ETF」5株、幅広く人気の「HDV iシェアーズ コア 米国高配当株 ETF」5株、前日に引き続き「XLP 生活必需品セレクトセクターSPDRファンド」8株を買い増ししました。共に前日終値を下回る状況でした。なお、売却した銘柄はありません。
簿外管理と枠外管理
アクティブETF群を収納している枠外管理の上昇度が顕著です。いずれ株価調整がやって来るので、その時までに後もう少し高値圏まで上り詰めることができれば、と考えています。
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当局が購入縮小を発表したのは2013年12月。その翌月から縮小を開始しました。連邦公開市場委員会(FOMC)の会合ごとに米国債とMBSの購入を50億ドルずつ、計100億ドルのペースで購入を縮小。プログラム終了を発表したのは14年10月で、その後15年12月に利上げに踏み切りました。
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