ドルが急落(円が急騰)
19日の金融市場では、世界的に株売り・債券売りが進行しています。
イラン戦争の激化に伴う原油先物価格の急上昇による「インフレ懸念の高まり」、これでお決まりどおり(教科書どおり)、各国中央銀行が金融政策の引き締めを余儀なくされるとの見方です。学生にも分かる論理ですね...。
米株の代表的な指針である「S&P500種株価指数」は約1%下落。このまま行けば昨年11月以来の安値で終える見通し...。
米国債2年もの利回りは、一時18ベーシスポイント上昇の3.95%をつけた。もはや、短期金融市場は米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利下げの可能性を織り込んでいない。
ドルは主要通貨に対して下落
イングランド銀行(英中央銀行)と欧州中央銀行(ECB)が金利据え置きを決定しました。これは、イラン戦争によるインフレや景気への影響を見極める姿勢を示したことが背景にあります。円は急騰...
円は対ドルで一段高。一時は1.1%上昇の158円07銭。日本時間20日の明け方には、157円60銭まで上昇しています。英国と日本の政策当局は19日、いずれも金利を据え置き、中東の紛争が経済見通しを不透明にしているとの認識を示しています。
市場はリスク回避...
ジュリアス・ベアの株式戦略責任者マチュー・ラシェター氏は「今朝の市場は明らかにリスク回避ムードだ。地政学と中銀のメッセージという厄介な材料をなお消化している」と指摘。 市場関係者は大なり小なり、「中東情勢が再び緊迫していることで、スタグフレーション(高インフレと景気悪化の同時進行)懸念が再燃している」と述べています。
編集後記
1日で対ドルに対して「2円近く上下する」なんて節操のない通貨です。今や、何でもあり状態で、イラン戦争のこと等放り出して『噂で売買して、事実が現われると利益を確定。反した動きとなれば、損失回避に動く』。こんな毎日を、トレーダーさんは眠い目をこすりながら取っています。気の毒は焦土と化した当事者の国、その国民です。



