『年内の残り期間に約5千億ドル(約73兆円)が流入する』と、JPモルガンが咆える...その2
更に、外国人投資家も参戦...
JPモルガンは、関税問題やアメリカの財政赤字拡大をめぐる混乱の中で、海外投資家が米国市場への投資を減らす懸念があるにもかかわらず、外国人投資家が500億から1000億ドル(約7兆3100億から14兆6200億円)を追加投資する可能性がある、と述べています。
「外国人投資家が米国株を避ける動きは、長く続くとは考えられない。なぜなら、米国株は世界の株式市場で最も大きく成長が期待できるだからだ」と彼らは付け加えた。
この理由にはS&P500の上昇と、マグニフィセント・セブン (Magnificent Seven)と呼ばれる主要テクノロジー7銘柄の強さが挙げられている。
「外国人投資家は米国株に投資を増やす前に、まずドルの値動きが安定するのを見たいと考えているかもしれない」とストラテジスト言う。
だが同行は、ドルはすでに安定し始めている可能性があるいい、直近数週間にわたってドル指数(US Dollar Index)が98前後で安定していることを指摘している。
だが同行は、ドルはすでに安定し始めている可能性があるいい、直近数週間にわたってドル指数(US Dollar Index)が98前後で安定していることを指摘している。
買った額から売った額を差し引いた金額
バンダ・リサーチのバイスプレジデント、マルコ・イアキニ(Marco Iachini)によると、2025年の最初の6カ月間における個人投資家の株式およびETFの純買い越し額(買った額から売った額を差し引いた金額)は、過去少なくとも10年間で最も高い水準に達しているという。これは新型コロナウイルスのパンデミック時の株価急騰期を含めても例外的な数字となっている。

個人投資家は2025年前半、株式とETFを1553億ドル(約22兆7000億円)買い越しています。これは少なくとも直近10年間で最大の額です。ここに「機関投資家、ヘッジファンド」も加わると、『天文学的な数字(資金額)』となります!

個人投資家は2025年前半、株式とETFを1553億ドル(約22兆7000億円)買い越しています。これは少なくとも直近10年間で最大の額です。ここに「機関投資家、ヘッジファンド」も加わると、『天文学的な数字(資金額)』となります!
個人投資家の注目先は、テクノロジー株...
テクノロジー株が個人投資家の注目を最も集めている。バンダ・リサーチのイアキニは、「2025年前半に個人トレーダーの間で最も好まれた銘柄はエヌビディア(Nvidia)であり、同社の株には193億ドル(約2兆8200億円)の資金純流入があった」と、リサーチノートに書いている。これに次いで、テスラ(Tesla)では、119億ドル(約1兆7400億円)分の株が個人投資家に購入されており、さらにアメリカの代表的ETFであるSPDR S&P 500 ETFトラスト(SPDR S&P 500 ETF Trust)は63億ドル(約9200億円)分が購入された。
勝って、兜の緒を締める
一般的に申し上げると、「更に株価が上がる」と宣伝され始めると、それは「株価上昇の終焉に近い」のです。 上がり続ける市場はありませんので、保有株式を売り抜けるために「市場を囃すことが必要」です。株式市場の場合、これは【資金の流入】に他なりません。『土砂流のような真水資金が入り込む』といった具合です(笑)。頼れるのは、貴方自身だけ...
今回のJPモルガンの主張も「ある種の煽り記事」の面もあるので、斜めに構えて置くことが必要です。すると、何を信じてよいのか分からなくなりますが...(笑)。 要は、貴方自身の経験値から導く「感性・直観・閃き」です。雪山での遭難時、2本の道のいずれかを選択しなければならない場合、それを決めるのは【貴方自身】なのです。
ひたすら、個人は米国株を買っている
4月以降、機関投資家が『米株売り』を浴びせ、マスゴミが『米株売り』を推奨する中、個人投資家はひたすら『米株買い』を続けています。