「中東」や「ウクライナ」の情勢が混迷を深め、弱い民族が泣きを見る...
■西側兵器使用、ウクライナに許可すれば核戦争に=プーチン氏側近
2024年9月20日午前 5:01 GMT+9
ロシアのウォロジン下院議長は19日、西側諸国の政府に対し、ウクライナがロシア領内の奥深くを攻撃するために西側諸国が供与した長距離兵器の使用を承認すれば、核戦争が起こることになると警告した。ロシアのトベリ州で発生した大規模な火災の様子を捉えた衛星画像。18日撮影(2024年 ロイター/Maxar Technologies/Handout via REUTERS)
[モスクワ 19日 ロイター] - ロシアのウォロジン下院議長は19日、西側諸国の政府に対し、ウクライナがロシア領内の奥深くを攻撃するために西側諸国が供与した長距離兵器の使用を承認すれば、核戦争が起こることになると警告した。
ウォロジン氏はプーチン大統領の側近で連邦安全保障会議のメンバー。
ウォロジン氏は対話アプリ「テレグラム」への投稿で、「欧州議会が求めていることは、核兵器を使用した世界戦争につながる」と警告。プーチン大統領も12日、西側諸国がウクライナに供与した長射程兵器でロシアに対する攻撃を認めれば、西側諸国はロシアと直接戦うことになると述べている。
■米、中東巡り全当事者に自制要請 「外交的解決は可能だが緊急」
2024年9月20日午前 6:07 GMT+9
米国務省のマシュー・ミラー報道官は19日、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルの間の緊張の高まりを巡り、全当事者に対し事態をエスカレートさせないよう要請した。イスラエル北部のレバノン国境沿いで同日撮影(2024年 ロイター/Ayal Margolin)
[ワシントン 19日 ロイター] - 米国務省のマシュー・ミラー報道官は19日、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルの間の緊張の高まりを巡り、全当事者に対し事態をエスカレートさせないよう要請した。また、米政府の方針は外交的解決の優先だと述べた。
ミラー氏は定例記者会見で「われわれはイスラエルの自衛権を今後も支持するが、いかなる当事者もこの紛争を激化させることは望んでいない」と述べた。
ミラー氏は冷静さを呼びかける一方で、米国外交の限界も認め、「昨年10月7日以来、米国は緊張緩和に向け努力してきた。しかし最終的には、全ての国や主体がその行動に責任を持つ」とした。
関係筋によると、オースティン米国防長官は来週予定されていたイスラエル訪問を延期した。ミラー氏はオースティン長官の日程についてはコメントを控えたが、米国はイスラエルとの協議を継続すると述べた。
これとは別に、米国防総省のサブリナ・シン報道官は19日、「東部地中海地域や中央軍の責任地域におけるいかなる戦力態勢の変化も承知していない」と述べ、中東における米軍の態勢に変更はないとした。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は、「中東情勢の悪化の可能性を恐れ、懸念している」としながらも、外交的解決は達成可能であり、緊急の課題だと述べた。また、米国はヒズボラを含む、イランの支援下にあるあらゆる脅威に対してゆるぎない姿勢で臨むとした。
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