GAFAM5社の四半期決算のポイント
GAFAMと呼ばれる米国巨大企業の2026年4~6月期決算が、7月30日までに出揃い(発表)ました。その内容の概略は次のとおりでした。
29日のNY株式市場終了後、マイクロソフト社は「第4四半期決算報告」を行いました。
株価チャート図は、同日の時間外取引の株価推移をご覧下さい。会社会見が進み、時間経過とともに、同社株価が上昇しています。
事業は引き続き力強い成長を続けています。2026年6月に終了した今年度第4四半期決算では売上高が前年同期比18%増、調整後利益は同23%増加しました。好業績を牽引するのはAIアシスタントCopilotに対する需要です。有料の企業向け契約件数は3000万を超え、第3四半期の2000万件強から増加しました。
Azureは引き続き、マイクロソフトにとって最も重要な成長の原動力の一つになっています。企業による継続的なIT支出の恩恵を受けており、第4四半期にはAzureを含むクラウド関連の売上高は前年同期比43%増加しました。
*GAFAMとは、単にGoogle(Alphabet)、Apple、Facebook(Meta)、Amazon、Microsoftの頭文字を組み合わせた名称です。これら企業は、御承知のように「世界的規模で営利活動を行っている米国籍の多国籍企業」です。
短観
2026年4~6月期の決算実績は、各社とも「売上高」は事前に示されていたアナリスト予想平均値を上回っています。次に「一株当たり利益」については、実績値が市場予想平均を上回りました(メタを除いて...)。アルファベット
まず、先陣を切って7月22日の市場終了後(各社は全て終了後に発表)に決算発表を発表しました。株価的な結果を先に申し上げると、発表するや否や株価は時間外取引で大きく下落したまま推移して、翌日の市場でも同様に売られ続けたのです。株価下落の事由
事由としては、①フリーキャッシュフローがマイナスに転じたこと。②設備投資のさらなる増額です。これが投資家の不安を増長して310ドル台へ沈み込んだ。と説明されています。しかし、個人投資家の私として、この株価下落は『実に美味しい出来事』でしたから、市場終盤に16株を追加購入しています。思うに...
不幸にも、トップバッターであったが故に、大口投資家たちがとてもナーバスに構えていたことで、事由①と②を殊更持ち出した感がします。何故なら、月替わりの8月3日(月)、 NY市場でグーグル株は買われて、早くも株価370ドル台を回復しているからです。なんのこっちゃ...。
午前4時45分過ぎ、MO株を已なき77株利確売却して資金を得てから、Goog株16株を追加購入しました。高配当のMO株の売却は痛手ですが、グーグル株追加購入では止むを得ません。(2026-07-24)
メタとマイクロソフト
メタ社は、29日にマイクロソフト社と同日の決算報告がアダとなりました。更に、マイクロソフト社は第4四半期決算、即ち通年決算です。株主への『お土産』もいろいろと用意してあったことでしょう。
案の定、メタ株は時間外取引から株価が下がり、反してMicrosoft株は大きく株価上昇となったのです。この場合、上げ下げの理由など何とでも紐づけられるので省略します。株価チャートは次のようなものでした。
メタ株
29日のNY株式市場終了後、メタ社は「第2四半期決算報告」を行っています。株価チャート図は、同日の時間外取引の株価推移をご覧下さい。
マイクロソフト株
株価チャート図は、同日の時間外取引の株価推移をご覧下さい。会社会見が進み、時間経過とともに、同社株価が上昇しています。
事業は引き続き力強い成長を続けています。2026年6月に終了した今年度第4四半期決算では売上高が前年同期比18%増、調整後利益は同23%増加しました。好業績を牽引するのはAIアシスタントCopilotに対する需要です。有料の企業向け契約件数は3000万を超え、第3四半期の2000万件強から増加しました。
Azureは引き続き、マイクロソフトにとって最も重要な成長の原動力の一つになっています。企業による継続的なIT支出の恩恵を受けており、第4四半期にはAzureを含むクラウド関連の売上高は前年同期比43%増加しました。
アマゾンとアップル
7月30日の市場終了後、アマゾン・ドットコムとアップルが四半期決算をそれぞれ発表しました。アマゾン株は決算発表を受けて時間外取引で上昇しました。 しかし、アップル株は、決算発表後の時間外取引で下落しました。会社見通しのレンジが市場予想平均を下回ったことに、ネガティブに反応していると推察されます。まぁ、株価は生き物なので同じところに静置していません。
アマゾン株
投資家に好意的に評価されて一気に上昇気流へと上り詰めた銘柄です。決算発表まで株価が低迷していたことなぞ吹き飛ばす勢いを、今持っている「昇り龍」とでも評する銘柄です。
アップル株
iPhone等への販売ニーズは存在するが、構成部品の値上がりと不足が足を引っ張り、業務見通しを引き下げざるを得ないと公表したことで、株価的には「大幅な下げ」となっています。今、何とか株価300ドル台をキープできていますが、いつまで維持できるのか不透明...。
編集後記
年に4回の決算報告...。今回ほどGAFAM銘柄の決算内容が注目されたことはなかったでしょう。AIの先導者として「BIGテック株」は位置づけられているので、全方面から注目されていた筈です。結果は「Good」でした。
私的には、GAFAMの決算内容は「想定内の報告」であったと捉えています。本業で溢れる程の利益を得ているバックボーンを磨きながら、これから長い長い道のりに出向いてほしいです。
そして、毎期毎にしっかりと利益を確保しながら、有意な設備投資を継続していく。その心構えを見たかったし、当事者から聞きたかったのです。










