堅調なマイクロソフト株、軟調なグーグル株
マイクロソフト株、付和雷同では大損した...
本ブログ何度も申し上げますが、『ボタンの掛け違い』でマイクロソフト株は決算発表前の忸怩たる安値(380ドル前後)から、今や500ドルまで株価が急騰...。付和雷同した投資姿勢で大損した方が多数いらっしゃることでしょう。そして、この反動が、今の同社株価を形成しているのかもしれません。アナリスト目標株価、500ドルは正しかった!
これって、端から「Microsoft株は500ドル」だったのです。アナリスト達は500ドル超を目標株価に揚げていましたから...。それが超安値(380ドル前後)で長期間売られていた。これが間違っていたのです。付和雷同(ふわらいどう)は絶対ダメな典型です。
私が"ボタンの掛け違い"と断言したのはこのことです。PC市場の絶対王者であるマイクロソフト社が負ける筈がない、誰が見ても明らかです。一緒になって盛んに売っていた方は、ご愁傷さまです。
では、アルファベット株はどうよ?
一方、アルファベット株は『難グセをつけられ』、事ある毎に売り浴びせられています。この状況下、依然として株価350ドル台をキープしているところが、ある面で凄いところです。 しかし、米国株の市場平均株価が上昇している中での株価350ドル台ですから、市場が下降に向かえばこれから益々売られることでしょう。因みに、アナリスト達はグーグル株の目標株価を420ドルに掲げています。
グーグル株、慌てて買う必要性がない?
理由を端的に申し上げると、一般大衆にとっては『今、グーグル株を買って保有する必要性が希薄』だからです...。先行する設備投資が膨大なので、この結果が数字に表れてから(収益が増加傾向を示し始めてから...)、株買い出動すればOKとの認識なのでしょう。
売り仕掛けが頻繁に...
「今期もフリーキャッシュがマイナス!」このような報道見出しが、四半期決算発表で決まって流れると、グーグル株を買う投資家は『稀』、ファンドは売り崩しを狙って『売り仕掛け』を何度でも繰り返すことでしょう。
しかし、私は下れば買い増しを継続します。何故なら、バークシャーハザウェル社が大量に保有しているからです。
グーグル株、強気派を裏付けるポイント
強気派は、設備投資が「魅力的なリターンで持続的なクラウド収益に転換される」ことを前提としている。弱気派は、「その転換は実証されておらず、貸借対照表は深刻なダメージを受けている」と主張する。いずれの主張も、数四半期にわたって当てはまる可能性がある。(Barchart)
- 7月22日に発表した2026年第2四半期決算では、売上高が前年同期比24%増の1,198億ドルとなり、アナリスト予想の1,169億ドルを大きく上回った。
- 調整後EPSは2.85ドルで、市場予想をわずかに下回った。GAAPベースの希薄化後EPSは前年同期の2.31ドルから9.11ドルに急上昇した。これは、AIベンチャーへの出資を含む株式・証券の利益に関連する「その他の収益が980億ドル」であったことによる。
- Google Cloudの売上高は前年同期比82%増の248億ドルに急増し、クラウド事業の営業利益は3倍近くの88億ドルに達した。(参考 : AmazonのAWSが37%増、MicrosoftのAzureが43%増)
- Google Servicesの売上高は15%増の945億ドルとなり、検索事業が17%増の633億ドル、YouTube広告事業が13%増の111億ドルと、それぞれ牽引した。
- 連結営業利益は前年同期比30%増の408億ドル、営業利益率は34%に拡大した。
- 普通株主に帰属する純利益は、298%増の1121億ドルに急増した。(注意 : 990億3,000万ドルの未実現株式利益、時価評価の変動性によって水増しあり)
- 経営陣は、AIインフラ構築を加速させるため、2026年通年の設備投資見通しを1,800億ドルから1,900億ドルから1,950億ドルから2,050億ドルに引き上げた。
- 2027年には設備投資が更に増加すると見込まれている。
- CEOのサンダー・ピチャイ氏は、Google Cloudの受注残高が500億ドル以上増加して5,140億ドルに達したこと、Gemini Enterpriseの導入が拡大していることを強調した。
アルファベット経営陣は、供給制約による短期的な利益率への圧力を指摘したが、AIへの投資が検索、クラウド、エンタープライズ向けサービス全体で持続的かつ長期的な成長を促進すると確信していると述べた。(米Barchart)
ウォール街は、依然としてグーグル株を圧倒的に支持している。アルファベットは、担当アナリスト54名全員から「強力買い」のコンセンサス評価を得ている。そのうち47名が「強力買い」、3名が「中立買い」、4名が「中立」の評価となっている。(米Barchart)
グーグル株、上昇への道...
受注残高の収益化次第であること。5,140億ドルに上るクラウド受注残高のうち、50%強が今後24ヶ月以内に収益として計上される見込みであり、これにより「弱気派が要求する設備投資と収益の調整が前倒し(効力を削ぐ)される」ことになる。受注残高が増加するにつれて、クラウド事業の営業利益率が30%台半ばを維持できれば、フリーキャッシュフローの枯渇は解消される。要は、次の決算内容次第である...。
アルファベットは、AIの設備投資サイクルが既に目に見える形でクラウド加速を実現しており、市場がより成長の遅い企業に適用するであろう(間違った)倍率で評価されている、数少ない巨大企業の一つである。
編集後記
資金繰りが苦しい中、あの時・あの価格で「見向きもされなかったマイクロソフト株を買い続け」たこと、結果はずばり正解であった。今や、同株は直近10日程で「5万ドル程」の評価額増加となっている。
再び、何匹程のドジョウが生息しているのか不明だが、ここまでアルファベット社(グーグル親会社)を伸し上げたインド籍CEOが断を下した『巨額な設備投資』。それに『借入・起債・増資』が連なる。バークシャーハザウェル社も100億ドルを拠出した、投資家目線とは異なる【経営者判断】とやらに、今回も乗っかかろうじゃないか...。



