2025/11/18(火) 詳細 824,588ドル・127,982,673円、損益額 28,801,030円、155.208円/$
年末へ、米ハイテク銘柄の先行きを決定づける...
17日米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前週末比557ドル(1.2%)安の4万6590ドルで引けた。19日に四半期決算の発表を控える半導体大手エヌビディアなど主力テック銘柄を中心に売りが広がった。リスク回避姿勢の高まりから暗号資産(仮想通貨)のビットコインも急落し、10月につけた最高値から3割近く低い水準で推移している。多くの機関投資家が運用の指標とする米S&P500種株価指数は前週末比0.9%安、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は0.8%安で引けた。
エヌビディアは2%安だった。同社は19日に2025年8〜10月期決算を発表する。時価総額が約4兆5000億ドル(約700兆円)と世界で最も大きい企業の決算内容は「年末までのハイテク銘柄の先行きを決定づける」(キャピタル・エコノミクスのジョナス・ゴルターマン氏)だけに市場で注目度が高い。
最近では人工知能(AI)への過剰投資を巡る懸念や割高感が意識されていることから、決算発表というリスクイベントを控えてテック株に持ち高調整の売りが出やすくなった。米デル・テクノロジーズが8%安、スーパー・マイクロ・コンピューターが6%安、クアルコムが4%安、IBMが3%安となった。(日経新聞)
- S&P500種株価指数 6651.33 対前日比-82.78、 -1.23%
- ダウ工業株30種平均 46504.42 対前日比-643.06、 -1.36%
- ナスダック総合指数 22614.81 対前日比-285.78、 -1.25%
S&P500種株価指数は3営業日続落...
半導体大手エヌビディアの決算発表と米雇用統計公表を控え、リスク資産を回避する動きに押された。S&P500種は1%近く下げ、さらなる下落局面への入り口として意識されるテクニカル水準を割り込んだ。同指数が50日移動平均線を上回って推移した連続日数は138営業日で途切れた。
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は「通常であれば今週の焦点は雇用統計だが、ここ数週間に人工知能(AI)関連株が軟調に推移していることを踏まえると、エヌビディアの決算が再び市場の勢いを左右する重要な要因となりそうだ」と述べた。
エヌビディアが19日の引け後に発表する決算は堅調な業績が見込まれる一方で、AI関連銘柄の過熱感に対する投資家の不安を映す試金石となりそうだ。
その翌日20日には、政府閉鎖の影響で延期されていた9月の雇用統計が公表される。米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は「ここ数カ月で経済のリスクバランスが変化した」と述べ、雇用情勢に下振れリスクが高まっているとの見方を示した。ただ、金利は中立水準に近づきつつあるとし、金融当局として慎重な対応が求められるとの従来の見解を改めて強調した。(ブルムバーグ紙)
6カ月の上げ相場を経て、既に調整・値固めの局面へ
モンティス・ファイナンシャルのデニス・フォルマー氏は「エヌビディアの決算と9月雇用統計で市場の方向感が明らかになるだろう。ただ、これらのイベントが相場のボラティリティーを一段と高める可能性もある」と語った。
S&P500種が4月の安値を起点に上昇基調を続けたなか、株式バブルやバリュエーション過熱への懸念が強まっている。
パイパー・サンドラーのクレイグ・ジョンソン氏は「長期的な上昇基調は維持されているものの、6カ月にわたる上げ相場を経て、すでに調整・値固めの局面に入っている」と分析。テクニカル面でも相場上昇の裾野が狭まっていることが示されているとし、「ローテーションの動きがテクノロジー株以外にも及んでいる」との見方を示した。
インベスコのストラテジスト、ブライアン・レビット氏とベンジャミン・ジョーンズ氏は、投資家が相場下落への備えを強めつつあると指摘。その上で「調整は大型グロース株に集中しており、相場をけん引してきた銘柄が中心だ」とし、今回の下げ局面は株式バブルの崩壊ではなく、大幅な上昇後の健全な調整局面と位置づけていると語った。モルガン・スタンレーのチーフストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏は、堅調な企業利益を背景に、S&P500種が来年にかけて16%上昇すると予測した。同氏によれば、S&P500種は2026年末までに7800ポイント前後で取引されると見込む。これはブルームバーグが調査するストラテジストの中でも最も強気な見通しの一つで、同指数が4年連続で2桁上昇を記録することを意味する。(ブルムバーグ紙)
編集後記
私なんぞは「しつこい売り」てな印象を持っています。しかし、「既に調整・値固めの時期に突入」との報道記事には驚いています。1週間ほど前の記事とはガラッと変わった論調だからです。年末のS&P500種は「7000台へ上昇」の見通しはどうなんでしょうか? まぁ、安値になれば追加の購入買いがしやすくなるので、たいへん有り難いですが...。

