損益額と税の支払いについて(覚書)-02
米株のドル・円の為替管理は証券会社一任がベスト...
前頁の例題は、単発の売買なので「買い値」「売り値」及び、その時々の「ドル・円の為替値」がハッキリとしていますから、こうなればしめたものです。しかし、実際の取引現場では、1銘柄を複数回売買させるのが一般的ですから、自分自身で何もかも記録させて置くのは至難の業です。利用価値が高い「特定口座管理」
日本の証券会社では「特定口座管理」といった便利な税処理システムを無料で用意してくれていますので、これを使わない手はありません。証券会社提供のWEBページにログインすると、口座契約者向けに『銘柄別の資産損益リスト』なるものを24時間の間リアルタイムで提供してくれていますから、そのまま利用するだけで大概の事は済んでしまいます。
欠点は、過去の日別状況が閲覧できないこと...
証券会社の公開WEBページはとても便利なシロモノですが、もちろん欠点もあります。上げ諂うわけではないですが、それは「常にリアルタイム版」であって、過去の損益状況等を「振り返って閲覧することが出来ない」ことです。
対策 : WEBページから日々データをコピペして保存...
天邪鬼な私なんぞ、前週データや前月データと対比する・検討するのが大好きなので、この【欠点】を補うために『独自のEXCEL版』を作成して、定刻にWEBページからコピペして保存しているのです。税に関する箇所を抜き出してご紹介すると、次のようになります。
*2025/11/07-08の米国株、源泉徴収税の算出
新旧NISA口座で管理している銘柄は「非課税措置」となっていますから、税処理の合算計を算出する前に「NISA枠」と「特定口座枠」を区分して並列処理しなくてはいけません。
上図の上段は「NISA枠で管理している銘柄・株数・金額」の集計値です。NISA構成比が28.45%、NISA損益額が62,576.65ドル、非NISA(特定口座)損益額が103,969.28ドルとなっています。
全株売却時の源泉徴収税は3,546,461円
この基礎的な数値を基にして、別シート内で現行の源泉徴収税比率を掛け合わせて算出します。結果は下段の「赤枠」にある数値です。保有株式を全株売却したと仮定するなら、「小計欄」に表示されている数値が源泉徴収される税金相当額となります。
ドル・円為替算出のショット画像
ドル・円為替の算出は別の裏シート内で計算処理させています。シート画像は次のようなものです。一段目のアップル株、5株購入時のドル・円値は147.67円です。同じくアマゾンドットコム株は149.75円。3段目のBHPグループADR株は131.53円です。BHP株のドル・円値が低いのは、今より円高の時に購入したからです。
*2025/11/10-11の米国株、源泉徴収税の算出
全株売却時の源泉徴収税は3,928,646円
ドル貨で算出した損益額は178,533.37ドル。円貨で算出した損益額は29,886,466円。これらは証券会社のWEBページで公表されている銘柄別データを合算したものです。
但し、最も大事な「源泉徴収税」が公表されていないので、これを個人的に計算しなくてはいけません。具体的には、NISA枠で保有している銘柄別集計値を、全体の銘柄別集計値から差し引く計算を行います。それに税率等を掛け合わせるのです。これで得たものが赤枠の「源泉徴収税」です。
*2025/11/11-12の米国株、源泉徴収税の算出
全株売却時の源泉徴収税は4,103,839円
ここで得た全株式売却時の手取り額は、777,621.14ドル - (4,265,879円/154.23円)= 749,961.94ドルと『机上の計算では確定』します。
ドル・円の為替値は、同日午後2時30分の基準値154.23円/ドルで計算していますが、「ドル建てMMF」売買時の為替処理と同様、「細かい箇所は各証券会社の対応に一任」されていますので、詳細は不明です。
編集後記
私のように日々、1株単位で売買を繰り返す若輩者はどっぷりと「特定口座」のお世話になっていますから、細かいところは証券会社へ一任でOKです。一般口座預かりにして、何でも自分自身で管理すれば明朗会計となりますが、現実問題としてこれは不可能です(笑)。




