2025/09/04(木) 詳細 804,279ドル・119,072,692円 148.049円/$
アルファベット株、アップル株の奮闘...
昨日のワシントン地裁の独禁法違反判決(グーグルのクローム排除を退ける)によって、アルファベット株が大きく値を飛ばすことは予想されていたことでした。 更に、アップル株も収益源を維持できる判決(クロームを標準搭載する際に対価を得る契約を禁じない)を得て、投資家はこれら株式を急いで「買い戻し」、更に買い向かったようです^^。
市場では、「グーグルとアップルは命綱を得た。裁判所は彼らの評判を確固たるものにした」と語られています。^^ダウ平均の構成銘柄ではないがアルファベットは一時9%あまり上昇し、上場来高値を更新した。米連邦地方裁判所が2日、グーグルに対する独禁法違反の是正措置を発表した。米司法省が求めていたウェブ閲覧ソフト(ブラウザー)「クローム」の売却といった事業分割案を退けた。検索などでの独占的な契約は禁じられ、一部検索データの外部提供も求められたが、アルファベットのビジネスモデルを揺るがす内容ではなかったと受け止められた。
アップルにも買いが入った。グーグルがスマートフォンの検索エンジンとしてクロームを標準搭載する際に対価を支払う契約を地裁が禁じなかった。アップルが収益源を維持できたことが好感された。(日経新聞)
地裁は2日、グーグルがオンライン検索サービスで反トラスト法に違反したと認定した訴訟で、是正措置として同社にウェブブラウザー「クローム」や基本ソフト(OS)「アンドロイド」の売却を求めた司法省の要求を退けた。
これを受け、アルファベットの株価は9.1%上昇。ブラウザー「サファリ」のデフォルト検索エンジンにグーグルを採用することで手数料を得ているアップルも3.8%高となり、両社株の値上がりがS&Pとナスダックを押し上げた。(ロイター電)
市場では大手ハイテクに対する独禁法違反の是正措置への関心が高かった。事業の根幹を揺るがす内容ではなかったとの受け止めから、アマゾン・ドット・コムなどほかのハイテク株にも買いが波及している。(日経新聞)
トランプ関税、地裁で「違憲判決」...
米財政悪化懸念や長期金利の先高観も投資家の慎重姿勢につながった。前週末に米連邦巡回区控訴裁判所がトランプ政権の相互関税などを憲法違反と判断した。最高裁でも同様の判断となれば、米政府が得る関税収入が縮小し、これまでに徴収した分も払い戻すこととなる。米財政赤字の拡大を招くうえ、関税と貿易政策を巡る不透明感が再び高まりかねない。(日経新聞)
世界的に年限の長い「金利水準が切り上がる」傾向...
米国30年債の利回りが節目の5%に達する場面があり、欧州も高騰中...。日本の30年物債も3%を超えています。
例年、9月は株式が売られ易い時期だが...
9月は歴史的に株式市場にとって弱い月だが、スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「FRBの利下げが予想されているため、例年ほどほど試される状況にはならないだろう」と語った。(中略)
この日は複数のFRB当局者が、労働市場への懸念を理由に利下げを支持する姿勢を示した。ウォラー理事は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを行うべきとの見解を改めて表明。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、利下げ時期は明言しなかったものの、労働市場の軟化を示す証拠が見られれば、年内に25ベーシスポイント(bp)の利下げを1回実施する可能性が高いとの見方を示した。(ロイター電)