バフェット氏が言う、『戦時中は現金を持たない方がいい』と...

企業に投資することが、「富を築く最良の方法」...

 超富裕層の投資家でバークシャー・ハサウェイ社CEOのウォーレン・バフェット氏は、万が一戦争が起きた時、① 株式を売却して現金化したり、② 金(ゴールド)やビットコインを買ったり、決して行わないように忠告しています。この話は、2023年1月に公表された逸話です。と云うのも、彼は『企業へ投資することが、時間の経過と共に富を築く最良の方法だ』と考え、実践しているのです。

「通貨」は交易手段であって、価値の保存には適さない...

 彼の発言は経験に裏打ちされているだけでなく、重みがあってとてもシンプル。凡人は、紛争が起これば+株価が下がれば、即、売却して後生大事に現預金を抱えて過ごすことでしょう。これでは、お金持ちになれないのですよ!

買っていた株式が値下がりしたことを歓迎...

 2024年3月に行われたCNBCのインタビューでは、当時、ロシアがウクライナのクリミア半島に侵攻していましたが、バフェット氏は保有する株式を売却する腹積もりは一切なく、「株価が下がれば、更に買い足すだろう」と述べ、自身が積極的に買っていた株式が値下がりしたことを歓迎していました。そして、たとえ紛争が再び冷戦や第三次世界大戦にエスカレートしたとしても、現金化しないと語ったのです。

【傾聴】バフェット氏、『戦時中は現金を持たない方がいい』と...

投資というのは、時間をかけて行うもの...

 「もし、そのような事態になると言われても、私は株を買い続ける。投資というのは時間をかけて行うものだ。ひとつ確実に言えるとすれば、もし、非常に大きな戦争に突入すると、現金の価値は下がるということ。私が知っているすべての戦争で、実際にそうなった。だからこそ、戦時中には現金を持たない方がいい

 バフェットは、アメリカの株式市場が第二次世界大戦中に上昇し、その後も上昇を続けていることを強調し、次のように続けた。

紙幣は単なる紙切れ。長期間の所有には向かない...

「アメリカのビジネスは価値が高まる。一方、ドルの価値は下がるため、買えるものが少なくなる。しかし、今後50年にわたって生産的な資産(企業、農場、不動産など)を所有すれば、ずっとよい状態になるだろう。紙切れを所有するよりもずっといい。ビットコインなら投げ捨てるかもしれない」と...。

参考記事 : 米株式市場のチャートが示唆する「悲観」と「楽観」の交錯 「ダブルトップ形成」で弱気相場入りか、「半値戻し到達」で短期で高値回復に向かうか…動向を左右する金融政策の行方 | マネーポストWEB

 上記の参考記事は複雑すぎて、バフェット氏にとっては「馬耳東風(人の意見や批評などを、心に留めずに聞き流すこと)の話」でしょうな...。

忠告・・・

 但し、バフェット氏が云いたいのは、何が何でも株式を売却しないという事ではありません。凡庸な投資家であれば株式を売却するので、株価が下がります。下る前に一旦売却して現金化。株価が下がった段階で「再び買う向かう」投資手法もあります。本記事は『バフェット氏の基本スタンスを述べただけ』であって、何が何でもがんじがらめではありません。実践化する場合、この点が注意するポイントです。

更に...

 『戦時中 = トランプ関税賦課中』と、捉えるのか否か...。四半期毎に保有株式を公開する義務を負っているバークシャー。次の公開が待たれるところです。