もう騙されない、バクチ化する「強欲な欧米資本主義」
これって【金融至上主義 = 貪欲主義】の最たるもの...
報道によると、「FRBは年内に利下げする、しない」に賭ける取り引きが急拡大しているとのこと。この種の取り引きは「公開された市場での取り引きではなく」、市場にニーズがあれば、各種条件や確率論にを計りに掛けて、欧米投資会社(ゴールドマンサックス等)が個別に組成するものです。
手数料狙いもあれば、勝ち負けで利益を売る手法もあります。【金融至上主義 = 貪欲】の最たるものです。彼のリーマンショック時前後にも盛んにおこなわれました。次に、記事を全文引用します。
元記事 : FRBは年内に利下げしないとの見方、オプション市場で急速に拡大 - Bloomberg
- SOFR先物2025年12月限のプット、未決済建玉27万5000枚超に増加
- 利下げ想定されないとなれば先物は下落してオプションの価値上昇へ
米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げをしないことに賭ける逆張りポジションが、オプション市場で急速に拡大している。
このポジションは、担保付翌日物調達金利(SOFR)先物2025年12月限のプットオプションの形を取っており、権利行使価格は95.6875。現行の先物価格は年内0.25ポイントずつ3回ほどの利下げが行われるとの見方を反映しており、この権利行使価格はそれより低い。
利下げはもはや想定されないとなれば、先物価格は権利行使価格の水準方向に下落し、オプションの価値は上昇する。
このオプションの未決済建玉は27万5000枚余り。市場のコンセンサスにより近い契約の建玉と比べれば規模は小さいが、ここ数週間で急増しており、直近のFOMC会合以降、勢いを増している。
この取引に関わっている投資家の数は不明だが、同ポジションについて知る複数のトレーダーとブルームバーグ集計データによれば、およそ25万枚を購入するのに3月以降、推計2500万ドル(約36億3000万円)が投じられた。
CMEグループのデータによると、SOFR先物価格が下落した8日に同オプションの未決済建玉は再び増加。先物価格の下げは、米国の堅調な経済と株式相場動向を踏まえて、年内利下げ観測が後退していることを映す。
貪欲な資金が右往左往して流れ込み、逃げ出している
元記事 : 不要な債券を一括して手放すポートフォリオ取引、国債市場でも始まる - Bloomberg
- L&Gが4月に英国債売却で利用、欧州国債の取引では初
- 社債では以前から普及、4月の相場急落で国債市場でも注目
金融市場が混乱の極みにあった4月、ロンドンのあるファンドマネージャーが、不要な債券を手放す比較的簡単で低コストの方法を見つけた。クレジットトレーダーの手法を参考に、英金融大手リーガル・アンド・ジェネラル(L&G)はさまざまな英国債をまとめ、国債のポートフォリオ取引として売却した。
ポートフォリオ取引とは複数の債券を束ねたバスケットを一括で取引してしまう手法で、不要な債券を人気の高い債券と組み合わせることによって、流動性が低かった社債市場を一変させた。ただ、すでに電子取引が普及し、頻繁に売買されている国債市場にとって、ポートフォリオ取引がもたらす利点はそれほど多くないと考えられてきた。しかし、英国債がとりわけ大きく売られた4月の世界的な国債急落で話は変わった。
「効率面から理にかなう部分が多いため、当社は積極的に進めた」と、ポートフォリオ取引についてL&Gのトレーディング部門責任者、エド・ウィックス氏は説明。「ポートフォリオ取引の利用は当社の社債トレーダーの間で非常に活発だったため、(国債の取引でも)活用の余地があると感じた」と語った。
ウィックス氏とそのチームは3月末から4月にかけ、償還期限や流動性の異なる5から10本の証券を組み合わせ、ポートフォリオ取引を実施。取引を仲介したトレードウェブ・マーケッツによると、欧州の国債がまとめられたポートフォリオ取引はこれが初めてだった。
米国と英国は8日、関税障壁を引き下げる枠組みで合意し、関税による脅威は後退した。それでも、英国債市場のボラティリティーは依然高い。このため、割安なコストで市場への大きな影響を避けつつ大量の国債を処分する方法として、ポートフォリオ取引にはシュローダーなどの資産運用者が注目を続けている。
金利見通しの変化に合わせてポートフォリオのデュレーションを調整する必要がある運用者にとっても、ポートフォリオ取引の魅力は大きい。
とはいえ、国債のポートフォリオ取引が社債市場に匹敵する規模にまで成長するとの見方はまだ少ない。社債市場のポートフォリオ取引の規模は、今や1兆ドル(約145兆円)を超えている。
取引プラットフォームを運営するトレードウェブの広報担当者によると、欧州国債や英国債が絡むポートフォリオ取引に現在流動性を提供しているのはシティグループともう1社しかなく、3-4社が今後見込まれているに過ぎない。
社債向けポートフォリオ取引の技術的プラットフォームは既に多くで整備されているが、国債向けではまだしばらく時間がかかる可能性が高い。
シュローダーの債券トレーダー、ジョージ・ジョーンズ氏は「どの社がその機能を有しているか、主要銀行の相手と連絡を続けている」と明かした。「英国債について当社の大規模な年金負債対応投資(LDI)戦略を執行する上で、極めて有用な進歩だ」と述べた。
LDI投資ファンドは2022年、当時のトラス英首相が引き起こした英国債危機で注目を浴びた。LDI戦略は資産の換金ができずマージンコール(追加の担保・保証金請求)に応じられなくなり、イングランド銀行(英中央銀行)が650億ポンド(現在のレートで約12兆6000億円)を投じて長期国債を買い入れる緊急の市場介入に踏み切った。
ブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグLPは、債券取引サービスの提供でトレードウェブ、MTSボンドビジョン、マーケットアクセス・ホールディングスと競合関係にある。
複数の欧州国債を一括して取引することは以前から可能だったが、1日の終わりに限られ、取引時間中に執行することはできなかった。
バークレイズのテーマ別債券調査責任者のゾルニツァ・トドロバ氏は「ポートフォリオ取引が欧州国債市場で一般的になることはないと懐疑的な見方をする人は言うかもしれない」と述べつつ、「特にボラティリティーが激しい局面で、1日のうちいつでも1回の取引で一括して執行され、流動性が得られるというのは重要だ」と指摘した。

