私の投資手法を紹介 - 「買い増し」

『今からでも米国株式への投資を始めましょう』

 『株式投資を始めましょう』と勧めることは簡単ですが、経験のない方(今から始める方は初心者だと断定します)は、始めた瞬間に評価損を抱えることになります。巷で言うところの『秒殺』です。
 株式投資を久しく行っていない方、今まで株を買ったことのない方は、評価損を抱えるのが堪らなく嫌なので、今まで株に手を出さなかったのです。このような隣人に株式投資を勧めると、人間関係が崩れて仲違いするのが目に見えていますから、止めておきましょう。

銀行預金一辺倒

 投資資金が減ることに耐えられない方、元本保証が染みついている方は、「銀行預金」一辺倒で生活されてきました。日本はデフレ不況が続き、紙幣価値も減らずに「成功者」となられた、これはこれで結果オーライです。今後も取り巻く状況が変わらないと判断されるなら、銀行預金の継続でOK。以降、お読みいただく必要はありません・・・。

今からでも米国株式への投資を始めましょう

 他サイトやこのブログでも再三申し上げている言葉です。言うは易し、行いは難しの最たるもので、試しにネット証券会社に口座を開設して投資資金を振り込み、配当のある個別銘柄を成り行きで1株だけ購入してみましょう。この時に気を付けることは、次の2点です。
 ① 惚れた銘柄(好きな企業)であること。
 ② 現株価に納得していること。

評価損益がマイナス表示

 暫くして、証券会社のWEBサイトの株式保有残高欄をみると、購入銘柄名と保有株数が1株の数字、更に色付き(赤色が多い)でマイナス数字が目に入ってきます。
 「マイナスってなんだよ。」
 調べると、評価損益欄に表示されている数字らしい。つまり、「今の投資成績は、マイナスになっています。」というアナウンスに他なりません。
 一般的に株式を購入すればする程、評価損益がマイナスになります。何故なら、証券会社に支払う購入手数料が購入する都度、平均購入株価の算出で加算されているからです。証券会社も商売ですから当然のこと・・・。

買い増しせずに、評価損益をプラス転換できるか?

 では、評価損益をプラス圏に浮上させる方法をまとめておきます。例題としては、新たな株を購入しない(買い増しせず)場合です。
  1. 株価が上昇して買値を上回るまで、ひたすら待ち続ける。
  2. 円貨計算であれば1.と併せて、プラ転する円安になるまで、ひたすら待ち続ける。
 このように株式の買い増しを行わなければ、外部要因に全て左右されます。購入者が購入後にできることはありません。つまるところ、購入前に全て決まってしまっているんです。
 まとまった資金(退職金等)で一括購入した場合、安値の株価の時はベストですが、高値となっていた時は目も当てられません。なお、ここで言う「安値」「高値」は絶対的なものではなく、購入株価に対する相対的なものです。

 結果としては、『買い増しせずに(一括買いで)評価損益をプラス転換することは、購入者自身にはできない』となります。



ナンピン買いではなく、分散買いを...

 次なる例題は、保有株式を買い増し(追加購入)した場合をみていきます。追加購入には『順張り』と『逆張り』の2通りがあります。最近流行りの『定期購入』を加えれば3通りとなります。

お金にお金を産ませる

 株式投資の基本は、『お金にお金を産ませる』ことにあります。労働による資産増加ではなく、投資で資産を増やすことに意味があるのです。言い換えて、評論家は『自分自身の分身を持つことが投資である』と定義する方もいらっしゃいます。であれば、1株より10株、10株より100株の株式を保有すると、達成度合いが格段に速くなるのは自明の理。
 1株購入して評価損を甘んじて受け入れ、クヨクヨするなど糞くらえ、果敢に打って出ましょう。

投資可能額の準備と管理

 株式投資は、潤沢な資金を用意出来る方が俄然有利な世界です。50万円より500万円、500万円より2000万円で投資を進める方が、何かと選択肢が広がり有利に展開できるからです。株式市場と向き合う前に、投資可能な資金を手元に揃えてから証券口座に全額入金して下さい。途中で折れるのはいただけません。

1株単位で買って、様子を伺う

 銘柄には独自の特性と株価推移があります。これを体験するには、株式を買わないと取得できません。1株買って翌日の株価をチェックしてみましょう。株価が上昇・下降しているに拘わらず、更に1株を市場の終了間際に成り行き買いで購入します。これを4日ほど続けます。月曜日に初動買いしたなら週末の金曜日が5日目となります。土日で頭を鎮めてから分析します。*投資総額が予定金額内に収まるのが絶対条件です。

評価損益がプラスになっている場合

 次週以降の追加購入を一時停止します。ここから進むと『高値掴み』になることが考えられるので、5日間ほど株価チェックだけにして下さい。
 そして、次々週も株価が上昇しているなら、5株の保有ですが、あなたは『安値』で購入できた成功者です。この5株を抱いて中長期のホルダーとなるか、機を見て利確・売却するなり思うようにして下さい。

評価損益がマイナスになっている場合

 これに該当する場合は、不運ではなく『ラッキーチャンス』と考えて下さい。何故なら、背中を押してもらい、堂々と安値で保有株式を増やすことができるからです。例えば、平均買値50ドルで購入した銘柄の株価が48ドルで推移していたなら、「これを買わなきゃいつ買うの、それは今でしょう」となります。前回と同様1株単位でもOK、今回は思い切って倍の2株に増やしてもいいでしょう。*投資総額が予定金額内に収まるのが絶対条件です。

 マイナスになっている限りは、この対応を繰り返して進めます。そして、投資額が予定金額の80%前後になれば一旦停止します。残りの20%はいずれやって来るであろう「株価調整(株価下落、概ね平均買値の3%~5%安が目安)時」に、あなたが決めた値段で追加購入して下さい。待ちきれない方は、フルインベストで1株購入を繰り返してもOKです。

 ここまで来ると、狙った銘柄の平均購入価格も大分と下がり、保有株数も増えて来ていますので、後は機が熟すのを待つだけです。そろそろ、第一回目の配当金が振り込まれる時期かもしれません。配当金を受け取ったら、手持ち資金を加えて『配当再投資』を実行しましょう。1株でもOK。何事も積み重ねです。

  • 箴言その1 : 『同じ理由で下げ続ける相場は無い』
  • 箴言その2 : 『売りは一日では終わらない』
  • 箴言その3 : 『天井3日、底100日』
  • 箴言その4 : 『人の行く裏に道あり花の山』
  • 箴言その5 : 『まだはもうなり、もうはまだなり』

損切りの是非

 意気揚々と始めた米国株式投資ですが、月日が経つと気も移り易く、いつまで経ってもマイナス数字が目に入る状況に、リセットスイッチを押したくなる方も出始めます。これが、世に名高い『損切りしたい症候群』がフツフツと沸いて来ることです。


以下、続く…。