お気に入り「BIGテック銘柄」への市場反応...
先週末で、私のお気に入り「BIGテック銘柄(アルファベット、アマゾン、マイクロソフト)」の7月―9月期の決算報告が終わりました。いつもの如く騒ぐだけの秋祭りでした。
株価変動に関しては、レバレッジ(借金による)株買いをしていないので、株価が上がろうが下がろうが私は関係ありません。しかし、話のネタには面白く・大事なところですからあっちこっちで取り上げてはいます。
グーグル親会社アルファベット
巨額のキャッシュ流出が嫌気され、更にAI事業拡大の原資となってきた検索部門の成長鈍化を殊更強調して、庶民派マスコミが騒いだことで、アルファベット株は翌日29日に12%超下がり、時価総額約5000億ドルを喪失しています。株価下落率は同社株にとって過去最大となりました。これを受けて、ロイターでは次のようにコメントしています。これらの市場の反応は、今まで投資家がコンピューティング能力確保のための積極投資を容認し、時には借り入れによる資金調達さえ歓迎してきたのに対して、今後はそうした投資による成長が次の投資資金を十分賄えるのかを、より厳しく見極めようとしていることを物語っている。(ロイター)これって、投資家側の身勝手な理屈を並べ立てたものです。嘗て、「成長第一義」としていたのに、今や「安定軌道に乗ったゆるやかな成長がベスト」であると、定義換えしているかのようです。
アルファベット社は「勝者、総取りを目指した投資」を行っているだけです。巨大な受注残を抱えているのですから、早期実現すべき動きがなぜ批判されなくてはいけないのか、私にはよく判りません。
アマゾン・ドット・コム
約5年ぶりの高いクラウド事業成長率を達成したにもかかわらず、第3・四半期の大幅なキャッシュ流出と慎重な第4・四半期見通しを受けて売りを浴びましたが、30日には緩やかに元の株価へ戻し始めました。今、株を売ったら損ですよ。オラクル
28日の通常取引で約11%上昇した。外部資金調達に上限を設ける方針を示し、2028年度下期にはキャッシュフローが黒字化するとの見通しを示したことが好感されたためです。私に言わせれば、データセンター設立で躓いて、先行するBIGテック企業に追いつくことを諦めたからに他なりません。
マイクロソフト
発表後、マイクロソフト株は一時上昇したものの、9年超ぶりとなる米国での投資適格債発行で250億ドルの調達を計画しているとの報道を受け、上げ幅を縮小し、ほぼ横ばいで取引を終えた。30日には下げ幅を拡大しています。ザックス・インベストメント・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、ブライアン・マルベリー氏は「4大クラウド事業者全てでクラウド需要とAI需要の伸びが確認された。ただ、事業運営という観点では、マイクロソフトだけが成長投資を続けながら同時にキャッシュも生み出しているように見える」と分析した。(ロイター)
編集後記
マイクロソフト社は「お化粧を施して」決算発表を行ったに過ぎません。同社の受注残をこなしていくのペースを緩めて、フリーキャッシュが残るように調整した結果です。
一方、アルファベット社は、データセンター確保やクラウド装備に関して、首位を行くアマゾン(AWS)を抜き去るペースで設備投資を続けています。同社の裏打ちは「巨額な受注残」です。
バフェット氏の背中を見ろ!
2年もすれば、アルファベット社の現経営方針が正しいことが判明するでしょう。何故なら、バフェット氏が選別した企業だからです。

