グーグルの四半期決算報告に向けて...

 グーグルの親会社であるアルファベットの第2四半期(4〜6月期)決算報告は、例年7月下旬頃に予定されています。つまり、今月中には確実に発表されるという事実です。
グーグルの四半期決算報告に向けて...

AIを巡る熱狂は、「受注残高」にあり...

「AI」への熱狂の背後にあるものは、AIに関する需要がGoogleクラウドの供給能力を上回っていることを示す、『積み上がる受注残高である。
 同社の直近四半期のGoogleクラウド売上高は63%増に急伸し、初めて200億ドル(約3兆2300億円)を超えた。これだけでも十分に印象的だ。
 だが本当の焦点は受注残高、すなわち顧客が「将来の取引として約束したビジネスの総量」にある。それは1四半期でほぼ倍増し、4620億ドル(約74兆6000億円)にも達した...。
 参考までに言えば、これは同社の過去1年間の総売上高を上回る規模である。これは単なる誇大宣伝ではない。
 経営陣が「クラウドにおける初めての主要な成長ドライバー」と位置づけるエンタープライズ向けAIソリューションに牽引された、実質的な契約済み案件の積み上がりを示している。(フォーブス ジャパン)

需要過多という「贅沢な悩み」

 こうした成長にもかかわらず、経営陣は重要な認識を示した。「短期的には計算資源(データセンター、サーバ機器、ネットワーク資材)が制約となっている」というものだ。さらに「需要に応えられていれば、クラウド売上高はさらに高かっただろう」とも述べている。
 要するに、需要が非常に強いため、現時点ではそのすべてに対応できていないのだ。この種の課題は、多くの企業にとっては理想的な悩みだ。極めて強い需要を裏付ける一方で、重要な緊張関係も生む。(フォーブス ジャパン)

投資急増が強気シナリオである理由

 同社は、この驚異的な需要が成長の上限として作用する(遅延により消え去る)前に、早急にGoogleクラウドの供給能力を引き上げなければならない。アルファベットの対抗策は拡大である。それも急速な拡大だ。

Googleクラウド、需要過多という「贅沢な悩み」
 同社は2026年の設備投資を1800億〜1900億ドル(約29兆1000億〜30兆7000億円)と見込み、そこから先の2027年には支出が「大幅に増加する」と予想している。
 この支出は漫然としたものではない。4620億ドル(約74兆6000億円)の受注残高に対応し、現在取りこぼしている需要を取り込むために必要な供給能力を整備する、直接的かつ計算された取り組みだ。
 同社は、その費用を誰が負担するのかを明確に見据えたうえで、施設を整え、サーバーを設置している。(フォーブス ジャパン)

いかに速く、実際の売上高へと転換するかが重要...

 市場はアルファベットをAIでの前進によって評価してきた。しかし、Google Cloudにおける活動の膨大な契約ボリュームは、次の章が華やかな機能デモよりも、「異例の受注流入をいかに速く実際の売上へと転換するか」というシンプルな収益化のフェーズへ移行したことを物語っている。
 需要はもはや予測ではない。受注残高という形で明確に裏付けられた現実だ。投資家が今後注視すべきなのは、その設備投資がどれだけ速く認識済みのクラウド売上高へと転化されるかだ。(フォーブス ジャパン)

編集後記

 この(フォーブス ジャパン)の記事で現況のAI設備投資に概要が解決されたかの如くです。スペースXはグーグルにデータセンターを賃借することで「抜けた」のです。META株が急騰したのは、データサーバー資源を外部へ貸し出すことを示唆(「イチ抜けた」)したからです。
 これからも「已むに已まれずに脱落」していくBIGテックがある筈です。そして、最終的な勝者は、アルファベット、アマゾン、マイクロソフトの3社、このビック3の争いとなる...。このように見ていますが...。