株式投資の辛い時期を振り返ると...

はじめに...

 誰であっても株式投資を始める前は何かと緊張するものです。個別株、集合体のETF、市場連動型の指数、いずれに投資する場合でも「損しないのか、大丈夫か?」てな具合です。こんな杞憂は取るに足らない下らないことですが、誰でも「失敗を避けたい」本音がチラつきます。指南役が傍に居たとしても万能ではありませんから....。

株式投資の辛い時期を振り返ると...

「何を買うのか?」ではなく、「いつ買うのか?」...

 何が失敗なのか?を突き詰めていくと、個人投資家の性格によって千差万別ですが、私的には「精神的な落とし処」、つまり「悶々とした不安な気持ちが少ないこと」だと考えています。そして、目指すゴールは「株式投資によって得るであろう譲渡益・配当金の確保」です。さぁ、出発しましょう。

株を買う(投資する)時期...

 個別株では数千銘柄の投資先が存在しますから、ベストを決めることは困難です。よって、より確実にお勧めすることは「いつ買うのか?」です。結論から申し上げると、次のような時期をお勧めします。これには資金確保を事前に行っていることが第一です。第二は、投資先(購入する株式、ETF、指数等)を事前に決めておくことです。

投資家が、市場から逃げ去る時がチャンス...

 株式市場は時折『風邪』をひきます。つまり、波風が立つ(株価が下がる)ことです。直近では、今年3月の「イラン戦争勃発」、その前では昨年4月の「トランプ関税賦課」が発表された時期あたりでしょうか?

投資家が、市場から逃げ去る時がチャンス...

株価が大きく変動した隙をつく

 不測の事態発生を株式市場の参加者は『大変嫌い』ますから、この場合は一先ず「株売り」で反応します。
 見方によっては、「① 株売りで、手元の利益を一旦確定する。」「② 株売りで、損失を確定させ、次の出番を伺う。」等で、通常取引の「3倍程度の大商い」となることがあります。
 特に、米国市場は日本と異なり、「値下がり幅は、前日終値の20%以内」といった日本的な縛りがないので、理論上は株価0ドルまで売られることもあり得るのです。いずれにしても、『株価が大きく変動した』ことを最大限利用しなくてはいけません。

投資の第一歩

 ここが貴方の投資スタートライン! 下がり行く株価に対して、数多の個人投資家が「取り敢えず、逃げ去る時」こそ、貴方にとって『記念すべき投資家デビュー』となるのです。
 もっとも、利口な小狡い個人投資家は居直って、貴方のように優良銘柄を買い漁っていることでしょう。この行動理論は特に卓越したものではなく、投資の原点ともいえるものです。
 これは、著名な投資家バフェット氏が唱える『安全域を備え持った株価で、株式を購入する』ことに他なりません。後は実践あるのみです...。

投資初期は、とにかく『我慢』が大事

 次のチャートは、MYポートフォリオで昨年2月以降にGAFAM銘柄を買い進めた時の初期投資額と時価評価額の日別グラフです。2025/2/3から値下がり始めたGAFAM銘柄へ投資を始め、『株価が下がれば追加購入する』を繰り返しています。

腐らないこと

 チャート図では、同年2/3以降、3カ月程は初期投資額と時価評価額が拮抗した状況が続いています。もちろん、損益額が分岐点を下回りマイナスを計上する時期がありました。このような悶々とする時期でも、決して腐ってはいけません。
 漸く、同年5月半ば以降、時価評価額が初期投資額を徐々に上回り始めています。その時、私の投資額累計は何と20万ドル(概ね日本円で3000万円)まで増加しているのです。如何ですか?笑っちゃいますね...😖😢😚

2026/5/1~5/22、GAFAM株の投資額・評価額データグラフ
 次のチャート図は、損益額と損益率の対比グラフです。昨年4月「トランプ関税賦課ショック」と今年3月「イラン紛争」で、株式市場が動揺したことが窺われます。

売りを控える

 あれだけ膨れ上がった投資額と評価額の差異(利益額)が大きく減少しましたが、「動じることなく」狼狽売りを行わず、虎視眈々と構えていました。何故なら、米国のイラン攻撃は全くの想定外、手許不如意(資金難)のため傍観せざるを得ない情勢でした。

2026/5/1~5/22、GAFAM株の損益データグラフ

2026/5/1~5/22、GAFAM株の個別データリスト

我慢を重ねた結果、得た果実...

 上図のチャート画面の右端が最新データになります。3段目の日別データリストからこれらを抜き出すと、次のとおりです。
  • 初期投資額 : 概ね39万ドル
  • 時価評価額 : 概ね53万ドル
  • 損益額 : 概ね+14万ドル
  • 損益額(円貨) : 概ね+2200万円

株式投資とギャンブルの違い

「株式投資」と「ギャンブル」の違いは、『再現性の有無』にあります。砕いて申し上げると、投資とは「同じ条件が揃ったなら、同じ結果となる可能性が非常に高いこと」に他なりません。
 例えば、競馬の最終段階、競馬場の下見所(通称パドック)で競走馬の状態をいくら観察したところで、馬の気持ち(特に、走る意欲etc)まで判りません。これは、投資ではなく「ギャンブル」に区分します。こんなものに数千万円を投じる行為は、ギャンブルであることを承知の上で行うことが必須です。

再現性の実現、タバコ株の利益

 Myポートフォリオでは、GAFAM銘柄へ投資する前に「タバコ株への投資」で同様の成果を既に得ていたので、自信をもって3カ月で計20万ドルをGAFAM銘柄へ投資しています。

編集後記

 何事にも『絶対』はあり得ません。私は今のやり方、「Myポートフォリオの運営」に自信を持っていますが、明日以降の推移を予測することはできません。
 つまり、いつ何が起こるか判らないので、虎の子の資金を手元から放した段階で、相応の覚悟を決めています。