もし、ドル・円為替が163.50円だったら…
もし、ドル円の為替が163.50円だったら、Myポートフォリオはどのようになっていたのか・いるのか?を試算してみます。
嘗て、ドル・円の外国為替値は、東京為替市場で次のように取り引きされていました。もちろん、日米当局の為替介入前の話ですが..。今回『もし...』で仮定した「ドル・円為替が163.50円」の値が、あながち世間ずれしたものではありません。
Myポートフォリオ金融総額
上図の赤枠で囲っているのが、主に外国為替値(163.50円/$)の影響を受けた項目です。- 円貨による金融総額 : 154,984,619円(163.50円/$)
- 円貨による金融総額 : 148,723,239円(156.874円/$、2026/09/19)
取引証券会社で「特定口座」を開設している場合、米国株の取り引き毎に「取引時の外国為替値を取得して記録」しています。
*なお、NISA枠で保管している場合は、外国為替に拠る譲渡差益額が非課税なので「為替に拠る変動は対象外」です。
1円の為替変動で100万円の影響
今回『もし...』の為替変動幅は6.626円/$です。総額で626万程の変動額なので、概ね「1円の為替変動で100万円の影響」を受けていることになります。
このように、外国との取引は、通貨変動が大きく影響を受けてしまうのです。株式の譲渡益なんて、外国為替値の変動幅で吹き飛ぶ、あるいは倍増する、ことが頻繁に起こります。
損益額
- Myポートフォリオ全体の株式損益額 : 43,317,581円(163.50円/$)
- Myポートフォリオ全体の株式損益額 : 37,488,994円(156.874円/$、2026/09/19)
その差異は、5,828,587円(税金・手数料込み)です。
個別銘柄ではグーグル株(GOOG、GOOGL)の円貨損益額が1640万円を超えています。
*なお、損益額の円貨換算の場合、株式取得時の為替値が一方の軸となります。即ち、「売却時の為替値×株価(ドル) - 購入時の為替値×株価(ドル)」が基本ベースです。
評価額
- Myポートフォリオ全体の株式評価額 : 154,204,224円(163.50円/$)
- Myポートフォリオ全体の株式評価額 : 147,954,981円(156.874円/$、2026/09/19)
その差異は、6,249,243円(税金・手数料込み)です。
個別銘柄ではブリティッシュ アメリカン タバコ株 ADR(BTI)の円貨評価額が4366万円を超えています。2番手はグーグル株(GOOG、GOOGL)で円貨換算値が4094万円を超えています。
編集後記
得る利益だけを考えるなら、戒告為替の変動を使用して、このような(夢の)仮想物語が成り立ちます。
- 円高と思える時(1ドル120円)に円貨をドルに換えます(120万円、1万ドル)。
- 数年間、ドル建てのMMFで運営して利子を得て待機します。
- 数年後、米株が暴落して某株式を株価10ドルで1000株を非課税のNISA枠で購入(1万ドル、手数料は無視)します。
- その時のドル・円為替値が1ドル150円であったとします。
- 更に数年後、1株10ドルの某銘柄が30ドルに高騰していたので、保有する1000株をドルではなく円貨(1ドル155円であったと仮定)受け取りで売却します。
- この売却で得る円貨は465万円です。
- 120万円の投資額が、465万円へと大きく増えています。
留意点(NISAでの為替差益・円貨決済の扱い)
問い : 「NISAで円貨差益はどうなる」をグーグルAIに問い合わせると、次の回答を得ました。
回答 : NISA口座内で投資信託や外国株を売買して得た利益(為替差益を含む)は、すべて非課税になります。但し、外貨建ての取引で「外貨のまま受け取り、のちに為替取引や別の資産への買い替えを行った場合」などは、NISA口座の枠外とみなされ課税対象(雑所得)になるケースがあるため注意が必要です。

