現預金で投資している限り、『傍観姿勢』でもOK...
我々投資家は、どの様に対応すべきなのか?悩みは尽きませんが、市場へ投資している参加者は借金で投資額を何十倍にも増額して目の色を変えている者がとても多く、証券アナリスト達も彼らを先導する側に立っています。
私は、アナリスト達とは無縁の零細投資家
何故なら、私のような「現預金の範囲内で投資する個人投資家」を、職業的株式投資解説者(アナリスト)が相手にする筈がないからです。私は彼らを雇用したこともなく、彼らにマネーを支払ったこともありません。彼ら・彼女らの証券解説文を横から覗き見しているだけです...(笑)。ズルい奴なのです。
本日、次のような有益な記事が目に留まりました。
ハイパースケーラーたちはデータセンター建設にカネを使って使って使いまくっている。この過剰投資を批判する投資家は多い。彼らはハイパースケーラーの経営者たちは熱狂に浮かされ、引き返せなくなっていると考えている。だが、どのハイパースケーラーもライバルに地盤を明け渡すことはない。(鈴木傾城)
序段に核心を書き綴っています。正にそのとおり、経営目線では「今が勝負どころ」です。渡る世間ではないですが、経営者としては、ここで『引いたら負け』なのです。大事な箇所を引用させていただきます。*少し加筆等を行っています。
(中略)1990年代後半のドットコム・バブル時期の光ファイバー企業を思い出す人も多い。あのとき、通信事業者は「トラフィックは無限に増える」という確信のもとに光ファイバーを敷きつめた。その確信は正しかった。実際、インターネットのトラフィックは実際に爆発的に増えたからだ。速度違反ではないのか?
だが、敷設された光ファイバーはそれ以上に多く、その大半は何年も点灯されないまま「ダークファイバー」として眠った。需要予測が間違っていたのではない。需要が来る速度より、供給が速すぎたのだ。供給過剰ではないのか?
そして供給過剰の局面では、先行者の巨大な設備は競争優位ではなく、償却しきれない負債になる。ワールドコムもグローバル・クロッシングも、需要が来る前に力尽きたのを覚えている人もいるはずだ。
今、ハイパースケーラーがやっているデータセンター過剰投資は、「光ファイバーと同じではない」と言い切れる人はひとりもいないはずだ。日本のGDPさえ上回る設備投資額は、ホントに正しいのか?
ゴールドマン・サックスは、メタ、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットの4社だけで2030年末までの設備投資合計が5兆3000億ドルに達すると予測する。これは日本やイギリスやインドのGDPを上回る規模なのだ。
エバーコアとバンク・オブ・アメリカは、2027年にハイパースケーラーの設備投資が単年で1兆ドルを超えると見ている。この規模の供給に見合う需要が、その時点で存在しているのか……。需要が供給に追いつくのか?
ハイパースケーラーがどうなるのかは、AI需要が「どこまで供給の増加ペースに追いつくか」だろう。AIが次世代のコア技術になるのは、もう分かっている。それは100%確実だ。問題はそこではなくて、需要が供給に追いつくかどうか、である。
(需要が供給に)追いつくのであれば、先行者であるハイパースケーラーの優位は決定的なものになり、後発企業は永久に追いつけない(後塵を拝する)。(需要が供給に)追いつかないならば、いま建設中の設備は2001年の光ファイバーと同じ運命をたどる。丁半博打ではないが、見極めは何処に?
分岐点はそこにあり、そこにしかない。ハイパースケーラーはもう引き返せない。もし彼らの見込みが外れて需要が供給に追いつかなければ、投資家をも巻き込んで奈落の底に落ちていく。
逆に、ハイパースケーラーの過剰投資が正しかった場合、彼らは大きな利益を得て、投資家も多いに報われることになる。(フルインベスト米国株投資)
編集後記
将来的な結果がハッキリしているのが投資の王道と考えています。世間では『再現性のあるのが投資、ないのがギャンブル』と形容されます。
二手に分かれる...
アルファベット社(設備投資)瓦解確信派は、30年程前に発生した『ドットコム・バブル』を想起して、今回のハイパースケーラーのデータセンター建設を当時の光ファイバー網整備になぞらえ、「崩壊する再現性あり」として株売りを行っています。
反して、私のような成功確信派は、「資金枯渇までに需要が供給に追いき・追い抜く」「勝者総取りでAI界に君臨」として、アルファベット社をはじめハイパースケーラー銘柄を買い続けています。
世間を上手に泳げるなら...
この結果は、数年後まで月日の経過を要します。それまでは諤々の議論が続きます。個人投資家として、レバレッジと無縁で、手持ち現預金の範囲内で投資している限りは、第三者的な『傍観姿勢』でOKです。
渡る世間で泳ぐのが上手な方は、一旦売却して安値で買い戻すのもテクニックとしてOKです。もちろん、値下がり株を買い増しするのも理に適っていますし...。