グーグル、Gemini向けに独自の半導体を開発
ブルームバーグ紙に、次のような情報が掲載されていたので引用します。
米メディアのジ・インフォメーションは20日、事情に詳しい関係者の話として、グーグル親会社のアルファベットが、同社の生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)」向けに最適化したサーバー用半導体を開発していると報じた。
報道によると「Frozen v2」と呼ばれる半導体が、2028年にも導入される可能性がある。この半導体は、グーグルのテンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)とは別のもので、半導体内部で移動させるデータ量を減らすことで、問いかけへの反応速度を高めるという。(ブルームバーグ)
アルファベット株は20日のニューヨーク市場で一時3.7%上昇し、359.68ドルを付けた。グーグルは、コメント要請に今のところ応じていない。
AI開発大手はほぼ例外なく、自社システムに最も適したハードウエアを開発して競争力を高めるため、独自半導体の開発を進めているとされる。OpenAIは6月、ブロードコムと共同開発した初の独自半導体を発表した。アマゾン・ドット・コムも、他社のデータセンター向けに独自半導体を販売する方向で協議を進めている。アルファベットのTPUにも強い需要が寄せられている。(ブルームバーグ)
ジ・インフォメーションは今月、アンソロピックもサムスン電子と半導体を共同開発する方向で初期段階の協議を進めていると報じていた。
消費者向けハードウエア製品で、グーグルは必ずしも成功を重ねてきたわけではないが、コンピューティング機器への投資には長年積極的に取り組んできた。グーグルは当初、収益の柱である検索サービスの性能向上を目的として、TPUを社内向けに開発した。
その後、クラウドコンピューティング事業向けや、汎用的なGemini AIモデル向けに、グーグルは半導体を最適化してきた。今年4月には、スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)が一部の顧客に対し、自社データセンター向けにTPUを提供する準備を進めていると明らかにした。エヌビディアにとっては、新たな競争相手となる可能性がある。(ブルームバーグ)
編集後記
分業が進み、半導体は設計者と製造者が異なる産業体系となっています。このような場合、大規模利用者は独自の製品を製造委託して手に入れた方が何かと便利になるので、益々盛んとなることでしょう。