アマゾン、第2四半期決算報告...
米アマゾン・ドット・コムは、30日に第2四半期決算を発表した。アマゾンの第2四半期の売上高は2,006億ドル(約32兆円)で、クラウド事業AWSは前年同期比37%増と2021年以来の高い伸びを記録。AI関連の年間売上高は250億ドル(約4兆円)を突破した。
同社は年間設備投資予想を2,000億ドルから2,200億ドル(約35.1兆円)へと上方修正し、時間外取引で株価が約10%急騰した。
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)
AWSの売上高は、次のグラフからも前年同期比37%増の422億ドル。アナリスト予想の伸び率は31.21%増だった。全体の売上高は約20%増の2006億ドルで、市場予想の1964億7000万ドルを上回った。時間外取引、株価が8%超上昇...
アマゾンはクラウド事業の力強い成長を背景に、年間設備投資を2,200億ドル(約35.1兆円)に引き上げると発表したにもかかわらず、時間外取引で株価が約10%急騰...。ただ、年初来の上昇率は約2%にとどまっている。第2四半期決算数値
- アマゾンの第2四半期の売上高は2,006億ドル(約32兆円)で前年同期比20%増、1株当たり利益(EPS)は5.75ドル(約900円)となり、いずれもアナリスト予想を上回った。
- 最も注目されたクラウドコンピューティングサービス「AWS」の売上高は422億ドル(約6.7兆円)で、前年同期比37%増と、2021年以来の高い伸びを記録した。
- 広告売上高は前年同期比26%増の198億ドルとなった。
- ホワイトカラーの削減を進め、同年10月から26年1月にかけて3万人を削減した。
- 第2四半期末時点の従業員数は159万5000人で、第1四半期から2万人、前年同期から5万1000人増えた。
ジャシーCEO談話
アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は電話会見で、AWSは「活況」を呈していると述べ、同部門にとって過去18四半期で最も高い伸び率だったと指摘した。
AI関連事業と自社開発チップ「Trainium」の年間売上高がいずれも250億ドル(約4兆円)を突破したことを明らかにした。
巨額の設備投資について、データセンター開設の2年ほど前から支出を始めるため、キャッシュが流出するのに売上高がまだ計上されない期間が生じると指摘した。
データセンターはいったん稼働すれば30年にわたり収益を生み出せるほか、AIサーバーは通常3年以内に投資を回収でき、その後さらに2─3年利益を生み続けると説明した。
27年のAWSのコンピューティング能力の大半が既に顧客によって予約済みだとし、28年分についてもかなりの能力が予約済みだと述べた。(ロイター)
同氏は、2026年の設備投資予想を従来の2,000億ドル(約31.9兆円)から2,200億ドル(約35.1兆円)に上方修正すると発表した。これほど巨額の投資を行っても、2026年にはすべての需要を満たせず、2028年の需要も依然として非常に大きいと予測していると強調した。この発言は投資家を怖がらせることはなく、市場はむしろ、力強いクラウドの成長と4,960億ドル(約79.2兆円)に上る受注残高に注目した。(BigGo ファイナンス)
2026年の設備投資額
同社CEOは、今年の設備投資額が従来予想から10%増の2200億ドルに達する見通しも示し、増加の主因は「メモリー半導体の購入コスト」だと説明した。
投資家向け電話会議で「その金額でも、2026年の全ての需要を満たすには能力が不足する」とし、「この状況は27年も続くとみている」と語った。
投資家向け電話会議で「その金額でも、2026年の全ての需要を満たすには能力が不足する」とし、「この状況は27年も続くとみている」と語った。
編集後記
マイクロソフト社の決算報告から「AI投資を巡る決算報告会」の取り巻く雰囲気が大きく変貌を遂げたように見えます。設備投資額の支出を「怖がり・畏怖する」のではなく、正面から受けとめることを行い始めたのです。

