覇権争い、GAFAM企業は借金漬け...
GAFAM企業等の巨大テクノロジー企業は、『AIによる支配』という壮大なビジョンを実現するために、「借金に依存する」ようになりつつある。これは、積極的な投資が主に内部資金によって推進されていた過去数年間の実情とは異なり、大きな変革と言えるだろう。
投資家は不安視している
これらAI関連企業は2026年に入ってから、約1400億ドル相当の『投資適格債を発行しており、これは投資適格債発行総額の凡そ49%を占めている。高利回り社債において、AI関連企業は発行総額の38%、年初来では約210億ドルを占めている。メタ社等の株価チャート図
下図は、メタ株、グーグル株、アマゾン株の直近5日間の株価チャートです。株価の上げ下げが依然として続ていますし、メタ社だけでなく覇者と呼ばれるグーグルでさえも株価変動が厳しくなっています。
アルファベット、100年債を発行...
今年最も話題になった債務調達は、アルファベット(GOOG、GOOGL)によるものだった。Alphabetは、数十年来初めて100年債を発行したテクノロジー企業となった。Alphabetは2月に世界規模の債券発行を行い、米ドル建て発行に加え、英ポンドとスイスフランの市場も活用して、総額315億1000万ドルを調達した。AIは、各社の資本配分さえ変える...
「AIへの投資ブームは、金融システム全体における資本配分のあり方を根本的に変えつつある」との声も出始めている。 Google、Amazon(AMZN)、Microsoft(MSFT)、Meta(META)は、2026年に合計7250億ドルを設備投資に充てる計画を実行している。これは2025年実績であった記録的な4100億ドルから、更に驚嘆すべき77%増となる。次のように4社は、破格の投資額を充当する計画となっている。
- アマゾンは2000億ドル
- アルファベットは1750億ドルから1850億ドル
- メタは1150億ドルから1350億ドル
- マイクロソフトは1900億ドル(暦年)
中期的には、主要なハイパースケーラー5社は、2030年までに約2兆ドル相当のAI関連資産をバランスシートに追加する計画を立てている。これは、投資家向けに納得のいく説明が求められ、新たな負債を抱える必要性を説明する上で重要な要素となる。
メタ社を例にすると...
Meta社を例にとると、AI関連の取り組みに負債を利用していることが顕著に表れている。同社の負債総額は、2023年の約360億ドルから、2026年の第1四半期末には840億ドルへと増加した。結論
零細な個人投資家のためにも、次の如く強く祈りたい。 即ち、今後数年間でこれら多額の負債を抱えるGAFAM企業等の巨大テクノロジー企業が成し遂げる売上高と利益が、AIによる恩恵の賜物である事実を指し示すことを...。
さもないと、金融市場は巨大テクノロジー企業のバランスシートをより厳しく精査することになる。投資家は、市場混乱を是としない....。
