アルファベット、800億ドルの増資計画...2
引き続き、アルファベットの増資に関して、大変有益な記事、情報を引用して紹介します。
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初めに...
『増資』と聞くと、発行株式数の希薄化による1株価値の低下が頭をよぎります。よって、個人投資家は私を含めて嫌がります。
しかし、企業とは借金して事業を行うことが誕生時から定められた宿命なのです。赤ん坊には養う父母が傍らにいますが、企業は裸一貫、社会へ投げ出されるのです。さぁ、将来性抜群のアルファベット(グーグル)へ十分な資金を我々は提供しようじゃありませんか。
800億ドルの増資計画
グーグルの親会社アルファベットは、AIインフラ構築資金を調達するため、過去最大となる800億ドル(約12.8兆円)のエクイティ・ファイナンス計画を発表した。バークシャー・ハサウェイからの100億ドル(約1.6兆円)
この計画には、グレッグ・アベルCEO率いるバークシャー・ハサウェイからの100億ドル(約1.6兆円)の私募、300億ドル(約4.8兆円)の引受公募、そして2026年第3四半期に開始予定の400億ドル(約6.4兆円)のATM(随時売却)プログラムが含まれる。
今回の動きは、アルファベットが2026年の設備投資見通しを最大1,900億ドル(約30.4兆円)に引き上げたことを受けたもの。同社はAIソリューションへの需要が現在のコンピューティング供給を上回っていると説明している。800億ドルは時価総額の僅か約1.8%に過ぎず
株式の希薄化懸念から、時間外取引で同社株価は約2%下落したものの、アナリストは今回の調達額がアルファベットの時価総額4.5兆ドル(約719.4兆円)のわずか約1.8%に過ぎないと指摘する。
この大型エクイティ売却は、アンソロピック、オープンAI、スペースXなど、今後予定されるAI関連IPOにも競争圧力をかけることになる。(BigGo ファイナンス)
アルファベット社の『賭け』
さすがに、増資をアルファベットが行うとは想定外でした。但し、バークシャーハザウェル社からの出資はあり得ると踏んでいました。何故なら、バフェット氏が嘗て「10年程前、グーグル株へ投資しなかったことが悔やまれる」と述べていたことが頭から離れずにいたからです。
バフェット氏からの強力な支持
グーグルの親会社であるアルファベットは、週明けの月曜日にウォール街に衝撃を与え、株式売却を通じて800億ドル(約12.8兆円)を調達する記念碑的な計画を発表した。メガキャップ・テック企業としては前例のないこの動きは、人工知能ブームがまだ始まったばかりであり、コンピューティングインフラ構築競争には、同社の潤沢なキャッシュフローをもってしても賄いきれないほどの資金力が必要となるという直接的な賭けである。株式の時間外取引で約2%下落したこの資金調達パッケージには、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイからの100億ドル(約1.6兆円)の私募が含まれており、同社のAIロードマップへの重鎮による強力な支持を示している。3つの柱
今回の増資は3つの柱で構成される。① まず、同社は300億ドル(約4.8兆円)を、強制転換条項付き優先株に連動する預託株式と、標準的なクラスAおよびクラスC普通株式に均等に分割し、同時に引受公募を行う。②さらに400億ドル(約6.4兆円)は、2026年第3四半期から市場に株式を段階的に供給できるATM(随時売却)プログラムを通じて調達する。③最後の部分はバークシャー・ハサウェイへの直接売却であり、同社はクラスA株50億ドル(約8,000億円)を1株当たり351.81ドル、クラスC株50億ドル(約8,000億円)を1株当たり348.20ドルで購入することに合意した。アルファベットの公式声明
「当社は、企業および消費者からのAIソリューションおよびサービスに対する強い需要を経験しており、その水準は当社の利用可能な供給を上回っている」とアルファベットは公式声明で述べた。「投資を拡大することで、今後予想される大きな成長機会を支えるための基盤インフラを拡大することを目指している」(BigGo ファイナンス)
希薄化問題:投資家はパニックになるべきか?
既存株主にとって、まず頭をよぎるのは希薄化への懸念だろう。しかし、数字を冷静に分析すれば、その影響は管理可能な範囲であることが分かる。アルファベットの時価総額が約4.5兆ドル(約719.4兆円)であるのに対し、800億ドル(約12.8兆円)のエクイティ調達は同社の総価値の約1.8%に過ぎない。市場は即座に希薄化を織り込んだ...
実際、株価の時間外での約2%の下落により、時価総額は900億ドル(約14.4兆円)以上も消失しており、市場は即座に希薄化を織り込み、さらにそれを上回る評価を下したことになる。バークシャーの関与が戦略を正当化する
グレンビュー・トラストの最高投資責任者ビル・ストーン氏は、バークシャーの関与を戦略の正当化と捉えた。「今回の追加購入は、グレッグ・アベル氏が、たとえ追加株式を発行しても、アルファベットがAIへの設備投資で妥当なリターンを得られると確信していることを示している」と同氏は、バークシャー・ハサウェイのバフェット氏の後継者について言及しながら指摘した。供給ショックの防止...
今回の取引の構成も打撃を和らげている。400億ドル(約6.4兆円)のATM部分は、一度に市場に放出されるのではなく、時間をかけて実行されるように設計されている。これにより、株式への突然の供給ショックが防止される。(BigGo ファイナンス)
AI投資競争が激化
生成AIの将来性など、カケラも判りませんが、Yahooファイナンスで利用が可能になった生成AIへの問いかけetc。瞬時に解党的なるものを提示してくれる便利さは、是非とも仕事や生活に活用していきたいと感じます。このような執筆的な事象に際しては必須になったことでしょう。今、私は「AI」ではなく単なる「一人の人間」です。
次期AIは、資本集約的...
アルファベットの動きは、現代のAIが極めて資本集約的であることを浮き彫りにしている。数週間前のグーグルI/O開発者会議で、サンダー・ピチャイCEOは2026年の設備投資見通しを1,800億ドル(約28.8兆円)から1,900億ドル(約30.4兆円)の範囲に上方修正した。これは2025年の914.5億ドル(約14.6兆円)からほぼ倍増となる。同社はすでに、2027年の支出はこの高い基準(2026年度見通し)から「大幅に増加する」と警告している。設備投資の規模...
規模感を理解するために、アルファベット、マイクロソフト、メタ、アマゾンの2026年の設備投資合計は7,000億ドル(約111.9兆円)を超えると予想されている。ウォール街のアナリストは現在、テック大手によるAI関連支出の総額が2027年までに1兆ドル(約159.9兆円)を超える可能性があると予測している。期待のグーグルTPU...
アルファベットはモデルを訓練するためのチップを購入しているだけではない。フルスタックのAI帝国を構築しているのだ。グーグル・クラウドの売上高は第1四半期に前年同期比63%増加し、同事業部の受注残は4,600億ドル(約73.5兆円)を超えたと報じられている。同社のカスタムTPU(Tensor Processing Unit)は、社内ワークロードとクラウド顧客の需要において、エヌビディアの支配的なGPUとますます競合するようになっている。警告 : 旺盛すぎる資金需要!
ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、マンディープ・シン氏は、支出の軌道が急峻であると警告する。「アルファベットの設備投資は来年、3,000億ドル(約48兆円)に達する可能性がある」とシン氏は試算する。この数字は、同社の過去12カ月間の営業キャッシュフローである1,740億ドル(約27.8兆円)を上回るものだ。既に、借入攻勢へ...
このギャップを埋めるため、アルファベットはすでに借入攻勢に出ており、過去1年間に6通貨で850億ドル(約13.6兆円)以上の債務を調達し、総債務残高は1,000億ドル(約16兆円)を超えている。今回のエクイティ調達は、バランスシートのバランスを再調整するために設計されている。(BigGo ファイナンス)
他社AIのIPOへ、競争波及効果
今回、アルファベットの増資の基本は、次の2点が主である。即ち、①バークシャーハザウェルとの取り引きを強めること。②3大投資銀行が機関投資家へ増資株を割り当てること。資本市場へ競争力学を生み出す
アルファベットによる大型エクイティ売却のタイミングは、資本市場に競争力学を生み出している。現在、いくつかの注目すべきAI企業がIPOを準備している。アンソロピックは先ごろIPOの機密申請を行い、オープンAIは9月の上場を目標としていると報じられ、スペースXはすでに目論見書を公開している。機関投資家マネーの奪い合い
アルファベットの800億ドル(約12.8兆円)の要求は、これらのIPOに充てられるはずだった同じ機関投資家マネーを直接奪い合うものだ。「たとえ公開市場であっても、配分できる資本には限りがある」とブルームバーグ・インテリジェンスのシン氏は指摘する。大口投資家がアルファベットの割引提供に多額の資金を振り向ければ、上場を目指すリスクの高い、収益性の低いAIスタートアップが利用できる資本のプールが縮小する可能性がある。バークシャー社の取り込み
しかし、アルファベットの取引の構成は、大部分がバークシャーという単一の戦略的投資家に割り当てられ、別の部分はゴールドマン・サックス、JPモルガン、モルガン・スタンレーが管理する機関投資家向けデスクに転換証券として販売されるため、個人投資家や成長株志向のIPOファンドとの直接競争は限定的かもしれない。(BigGo ファイナンス)
ウォール街の評価
「米国アナリストの評価が高く...」とのコメントが載っていますが、従来から専門家のグーグル株に対する評価は低く推移している、と私は見ています。
同社は、企業からの広告費が主たるもであり、これは今も変わっていません。グーグルのWEB世界への戦略が、アマゾンと同様に既存の社業破壊となって、我々素人衆の想像を超える速さで、広告集約を成し遂げたようです。
即ち、新聞業、雑誌業、テレビ業、ダイレクトメール業etc...。嘗ての名だたる業界を次々と破壊せしめて、今のポジションにグーグルは君臨しています。
平均12カ月先の目標株価は約428ドル
短期的な株価圧力にもかかわらず、アナリストコミュニティは圧倒的に強気の見方を維持している。28人のアナリストのコンセンサスはGOOGLを「ストロングバイ」と評価し、保留はわずか5人である。平均12カ月目標株価は約428ドルであり、発表前の水準から約15%の上昇余地を示唆している。強気の論拠は、満たされていない需要にある
アルファベットは、AIサービスへの需要が現在の供給を上回っていると明言した。今回の増資により、グーグル・クラウドとそのAI製品が企業支出のより大きなシェアを獲得できれば、希薄化は収益成長によって吸収されるだろう。弱気派も存在するが...
一方、弱気のシナリオは、AIが不確実なリターンを伴う高額な軍拡競争になりつつあるというものだ。何千億ドルもの支出が比例する利益を生み出せなければ、フリーキャッシュフローマージンは圧縮され、希薄化懸念が薄れた後も長期間にわたり株価は圧力を受けることになる。何はさておき、バフェット氏効果!
現時点では、アルファベットはAIの波がさざ波ではなく、地殻変動であると大きく賭けている。バークシャー・ハサウェイを主要なアンカー投資家として迎え入れることで、同社は企業史上最も高額なテクノロジー構築に乗り出すにあたり、資本と強力な承認の印の両方を手に入れたのである。(BigGo ファイナンス)
場外 : バークシャー、ビッグテックへの関与を深化
バークシャー・ハサウェイからの100億ドル(約1.6兆円)の小切手は、単なる資金注入以上の意味を持つ。それは同コングロマリットのアイデンティティの変容である。歴史的に、バフェット氏の会社はコカ・コーラのような予測可能な消費財を好み、巨額のアップル株保有も、不安定なテクノロジー株への賭けではなく、消費者ブランドへの投資だと有名な説明をしてきた。2025年第3四半期に始まり、今回の取引前までに約200億ドル(約3.2兆円)のポジションに成長していたアルファベット株の積極的な買い集めは、グレッグ・アベルCEOの下での新たな時代を示している。投資総額が約300億ドル(約4.8兆円)
私募が完了すれば、バークシャーのアルファベット株式は約300億ドル(約4.8兆円)に膨らみ、グーグル親会社はバークシャーの株式ポートフォリオでトップ5に入る保有銘柄となる。「バークシャーがポジションを取ることに、すべての企業が興奮する。なぜなら、企業が保有してほしいと願う種類の株主だからだ」と、バークシャー株に投資するチェック・キャピタル・マネジメントの社長スティーブン・チェック氏は述べた。タイミング的にもGood...
タイミングも注目に値する。バークシャーはここ数四半期、株式の純売り手であり、特に2023年後半以降、巨額のアップル株を70%以上削減してきた。約4,000億ドル(約63.9兆円)に迫る現金を抱える中、アベル氏は明らかに、AI革命における「ツルハシとシャベル」(インフラ関連銘柄)に同社の余剰資金を振り向けている。(BigGo ファイナンス)
編集後記
長々と記事を引用してきました。優れた記事は何度でも読み返してマスターしましょう。空で記事内容が頭に浮かんで来るようになれば、しめたものです。次に、アルファベットの投資記事を紹介します。同社は、右に左に動いています。
